ガニーへの錦2
ガニーの冒険者ギルドに来て、昔の上司のメオン、先輩のヴィクシム、バスチャンを相手にこれまでの経緯を簡単に説明する。
「そうか、確かに魔法の覚えも早かったし出世もすると思っていたが、まさかの貴族様、しかも子爵様とは……。それよりも美人ばかり増えていることの方が羨ましい!」
「ヴィクシム……。それよりも王子との揉め事などを心配してやれよ」
「良いんですよ、どうせ何とかしますよ、ジェロなら。なぁバスチャン」
「全くだ。刀も1本増えているし、また手合わせでもしてやるぞ」
「いいえ、大丈夫です。どうせまた誰かにカッコイイところを見せたいだけでしょ」
「バレていたか」
故郷での昔の仲間達との気軽な会話を楽しんでいるジェロを見て安心する家臣達。
「俺たちばかり話し込んでもダメだろう。当然、孤児院にも顔を出すんだろう?」
「そうですね。また顔を出しますね」
「あぁ魔法カードの整理もしてくれると助かるぞ」
「はい、ありがとうございます」
ギルド職員宿舎にあったジェロの部屋は王都本部付けになった時に荷物整理されており手渡しされた。しかし、以前に暮らしていた街なだけあり、宿屋は紹介を受けなくても手配できた。ガニー出身メンバはいったん自分たちの家族等に会いに行くことにして、ガニー出身でないリスチーヌ、アルマティ、マドロールと一緒にジェロは孤児院に向かう。
「シスターフロラリー!ただいま戻りました」
「え!?ジェロ?いえ、テルガニ様!?」
「悪かったよ、フロ姉。昔の口調でお願いします」
「あら、奥様方の前で良いの?」
「違うから!リスチーヌは前から知っているでしょ?後の2人も新しい仲間なだけだから」
「はい、テルガニ家の家臣、マドロールです。どうぞよろしくお願いします」
「アルマティです。よろしくお願いします」
「あらあらお綺麗な方達なのに。ジェロをお願いしますね」




