表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立たないギルド裏方

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/1164

モージャン冒険者ギルド

エムに色々と気付かれていたことをヴァルにからかわれながらギルドに戻り、台車を片付けるとすぐに上司メオンに報告する。

「そうか、モージャンの街か。確かにダンジョンに隣接しているからあり得るな。あちらのギルドマスター、ザールさんはうちのマスターが嫌いだから情報をまわしていないのかな。頼ろうとしていると思われたく無いのかもな。マスターには報告しておく」


ジェロは前世の異世界物語の定番のダンジョンを思い出す。迷宮、魔窟とも呼ばれるダンジョン、この世界でも御多分に洩れず魔物が棲息し宝物も発見される場所である。

単に魔物が巣食うだけの洞窟なども広義ではダンジョンと呼ばれることもあるが、一般的には魔素が集まりやすいところに魔物が自動発生することで出来ると言われる狭義のダンジョンのことをさす。

魔素が集まり濃くなると巨大な魔石ができて、洞窟などその構造物自体が大きな魔物であるかのように成長し、人を呼び寄せるためのエサである宝物を用意しておきながら、魔物や罠を設置したり成長することで階層を増やしたり奥行きを広げたりするようになる。通常の魔物が人を襲うのと同様に、ダンジョン内で死亡した人から魔力を吸収して成長すると推定される。その根拠として、死体や装備はダンジョンに吸収されていくことが確認されている。

通常の魔物と同様に、その巨大な魔石を壊されたり奪われたりするとダンジョンは死亡し成長しなくなる。その巨大な魔石はダンジョンコアと呼ばれることもあり、このダンジョンコアを壊すか持ち帰るかするとダンジョンを制覇したと言われる。

一度制覇されたダンジョンもしばらくするとまた魔素が集まってきてか、再度ダンジョンコアが復活することが多い。この性質を活かして魔物の素材や挑戦しに来る冒険者をあてにしてダンジョンを中心とした街ができているところもある。


モージャンの街はまさにそのダンジョンのために冒険者が集まりそれなりに発展している街である。


『ジェロはダンジョンには行かないの?』

『お願いだ、そういうことを言わないでくれ。フラグというんだよ。俺は目立たずに生きたいんだ』

『つまり、ジェロがダンジョンで活躍して楽しませてくれることになると言うのね』

『……』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ