アンブリスへの報連相2
アンブリスにこちらの状況を聞いている中で、アンブリスの後任としてガニーの街のギルドマスターになっていたドナシアンはガニーの業務を放り出してラーフェン王国に潜り込んだ後、それなりに冒険者達をまとめながらラーフェン王国領土内でのレジスタンスを上手いことやっているらしいことも聞いた。
ガニーの冒険者ギルドはメオンがギルドマスター代行として運営しているらしい。
「王女達の行程に余力があればガニーに一度行って来いと言いたいところだがな」
「今の護衛業務の立場からは好き勝手できないですよね」
「ところで、魔法カードや魔導書は見ていかないのか?」
「ぜひとも!」
と喜んで見てみたものの、それほど目新しい物は無かった。ただ経済的に余裕があるので、適当な魔法カードを購入するのと合わせて、在庫の整理だけはしておいた。
「アンブリスさん、何日モージャンに居るかわかりませんが、またよろしくお願いします」
「あぁ、堅苦しくなるような奴が一緒でなければ、いつでも気軽に来ればいい」
「ありがとうございます」
「皆もジェロマンを助けてやれよ」
「「はい、任せてください」」
モージャンの街で、冒険者ギルド以外の行き先はアナトマ商会ぐらいしか心当たりがないジェロ。
「アナトマ商会に行くけれど、何人かは宿屋に先に行ってくれて良いよ。買い物するのでも良いし」
「そんなつれないことを。アナトマさん達とは私たち長旅を一緒にしたのですから」
「じゃあ、アルティマとマドロールは?」
「知らない街でこんな美人2人だけを?」
「分かったよ、皆一緒に行こうか」
『リスチーヌには勝てないわね』
『言うなよ』




