屋敷へ突入
『ジェロ、いよいよね。なかなかのが居そうよ』
「皆、いよいよだ、気をつけよう!」
「テルガニ男爵、我々はまず庭の敵を排除して行きます。どうぞ先に中をお願いします」
「はい、お願いします!」
騎士団と戦馬たちには建物の外を任せて、ジェロたち7人は大きな正面扉から屋敷に入ると玄関の大広間の正面階段の上方で男が一人待ち構えていた。
「おやおやノックも無しとは失礼な方々ですね」
「しゃべった?お前は何者だ?魔物ではないのか?」
「無知な者たちですね。会話のできない低級の奴らと一緒にして欲しくないですね。まずは名乗っておきましょうか。私はアリジズ。人は吸血鬼と呼びます」
『え?あのヴァンパイア?前世でも超有名な魔物!』
『とは言っても、始祖じゃないわね。下級吸血鬼、レッサーヴァンパイアから進化した直後ぐらいね』
『そうなのか?良し!』
「では、こちらも名乗るとしよう!コンヴィル王国ジェロマン・テルガニ男爵。所詮は下級吸血鬼、Bランク程度の魔物のレッサーヴァンパイアよ」
「何!なんと失礼な。吸血鬼に進化しているわ!」
『あおりが上手くなって来たわね』
「あなたは私が直々に相手をしましょう。取り巻き達はお前たちがお相手をしなさい!」
レイス数体が現れてイドたちに迫っていく。
「何とかしのいでください!」
レイスは、魔法もしくは魔剣などでしか対応できないBランク魔物である。最近に魔法を覚えただけのメンバでは苦戦することが想像される。
『ヴァル、ハポリエル、ごめん』
自分は魔法が主であるので、魔剣であるヴァルとハポリエルの依代の日本刀2本を仲間たちに預けて、アリジズに対峙する。




