表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

178/1165

河原での野営2

河原の端の方、森の切れ間から漆黒ローブで顔まで隠した人物が一人歩み出てくる。

「やはりあなたでしたか。昼間の盗賊たちのところでの痕跡は、火魔法と風魔法は少なく、土魔法と水魔法の方が多くて別人かと思ったのですが。あの時に火魔法だけだったのは隠していたのか成長したのか。せっかく火魔法使い向けに水場の近くで仕掛けたのですが……」

「お前もおしゃべりだったんだな。あの時にはチンピラみたいなのが良くしゃべっていたが、流石に仲間ということか?」

「あんなのと一緒にされるのは心外です。凍ってしまいなさい、≪霧氷≫!」

「く、≪結界≫!」

『やはり仕込んでいたわね』

『あぁ準備しておいて良かった、でも皆は』

ジェロは後ろを振り返り仲間たちの様子を見ると、命に別状はなさそうだが、足などが凍って拘束されているようである。

「ジェロさん、こちらは何とかするので、気にしないで!」


「これも効きませんか。では直接≪氷結≫!≪氷槍≫!」

「≪結界≫!」

『前のヘモスだったか言ったチンピラみたいな魔人は、短い詠唱や魔法陣を使っていたのに』

『ヘモスよりは強いわね。≪霧氷≫は王級水魔法よ。上級≪氷結≫の範囲攻撃版ね。≪氷槍≫は上級水魔法よ』

『王級魔法使いかよ』

『範囲魔法なだけで威力はそれほどではないわ、大丈夫よ。こちらもいくわよ』

ジェロはヴァルと協力して≪豪炎≫≪火槍≫を連発するが、魔人は≪氷壁≫を連発して防ぐ。

『ヴァル、あれを試すよ。ヴァルは火魔法を継続して油断させて』

ジェロは意表を突くように覚えたての≪雷撃≫を発動させる。

「なんだと!」

魔人は耐えられなかったようで片膝をつく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ