表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

171/1165

王都への途上2

「騎士団が!」

「あれは確かにモージャン領の騎士団」

街道の進行方向から騎士団が入れ違いになるようにやってくる。いつものように馬車たちを街道の端に寄せて馬車を守るように並ぶジェロたち。


「ユゲット様……」

「私たちの存在に気づかれて何か少しでも通常らしくない応対になっては困ります。私たちは王女達と馬車内に隠れておきましょう」

こそこそとしているユゲットとジャクロエに気づいているのか、アナトマがリリアーヌを連れて商隊の前面に出て待ち構えている。


「おぅ、お前は」

「はい、モージャンを拠点に商いをさせて頂いておりますアナトマでございます。いつもの頼もしい鎧武者姿を、街からも離れたところで拝見でき光栄でございます」

「ふむ、ちょっと用事があったものでな。お前たちも気をつけるようにな」

「は、ありがたきお言葉。皆様もご無事にモージャンにお戻りになられますように」

「あぁ、それでは」

隊長らしき騎士とアナトマが軽い挨拶をして、アナトマから水などの簡単な差し入れを渡した後は自然と別れていく。


「こちらの事情もご存じだったのでしょうか?」

「いえ、どこで情報が洩れるか分からないので、うちが今回のことを承っていることをご存じではないと思います。ただ、もしかしたら、と隊長ぐらいは思われたかもしれませんが、変な対応を見せるとこちらに危険が迫ると認識されての態度であったのかと」

「隊長の方もですが、アナトマさんも流石ですね」

「いえいえ、商人ですからこれぐらいの対応は。私にするとジェロ様の魔法の方がすごいと思いますけれど」

「そんなことは……。では出発しましょうか」

「(そういう風に偉ぶらないところも良いところと思いますよ)」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ