表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

165/1165

帝国からの追手3

ムスターデ帝国からの追手に対する尋問結果で分かったことは、そもそもラーフェン王女達は先行しているモージャン騎士団のなかに居ると思われているとのことであった。

騎士団と戦闘になって逃げ戻った帝国兵は、王都へ護衛継続していると思われている騎士団をこっそり追いかける部隊を取り急ぎ用意したらしい。今回の10騎は彼らへの支援部隊であったが、たまたま見かけた商隊に念のために調査をしようとしただけとのこと。

強力な火魔法の使い手が王女達の護衛に居るのであろうことは、ニースコンの城門やモージャンへの街道で帝国兵が殲滅された情報からわかっていたが、それ以上の情報は帝国軍の中にまわっていないらしい。


「じゃあ、下手な抵抗をせずに王子だけ隠しておけば良かったのか?」

「いえ、商隊の中に小さな男の子が居ることを、途中途中の宿などでずっと隠し通せると思えないので、結果としては仕方ないかと」

「そうか。今回の10人の扱いはどうしようか?」

「やはり始末するしかありませんが、ここで始末したことすら隠したいですね。せっかく火魔法の痕跡をつけていないので。また追加で追いかけてくる帝国兵に、騎士団以外と戦闘になったことを知られたくないので。ジェロさん、何とかできそうですか?」

『この平原に土魔法で埋めたら良いんじゃない』

「土魔法で上手く埋めるのが良いかと」

「ありがとうございます。では、剣や紺色ローブなど装備だけは何か使い道があるかもしれないので回収して、王女殿下の魔法袋に収納して貰いましょう」


最後の土魔法の処理までは、またイドたちが対応してくれるというので、少し離れたところで、帝国兵の馬たちを逃がしながら待つヴァルとジェロ。

『日本刀など、ジェロの外観を知るのは生き残った魔人だけということね。もしあの魔人が帝国とつながっているとしたら、なぜ伝えていないのかしら』

『単に現場の兵士に伝わっていないだけか、本人が自分で復讐しに来るつもりなのか』

『どちらとしても面倒ね……。あ、彼ら10人の魂は貰っておくわよ』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ