表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

158/1165

ガニーへの一時帰郷3

久しぶりのガニーへの帰郷で飲みすぎたジェロは夜の魔法訓練もそこそこで就寝し、朝のトレーニングだけは行って神殿に向かう。

「ローランス司祭、シスター・フロラリー、頂いた手紙などでニースコンのヴァレール司祭には大変良くして頂きました。ありがとうございました」

手土産も含めてお礼を述べる。

「あちらからも優秀な人物を派遣したことへのお礼の手紙が届いていましたよ。ニースコンでも活躍されていたようで」

「ジェロ、魔物だけでなく帝国兵との戦闘もあったと聞いたわよ。大丈夫だったのよね?」

「シスター・フロラリー、ご心配をおかけしてすみません。はい、この通り」

「ジェロ、そんな外向きの言葉遣いなんて……」

「私は用がありますので、どうぞ二人で孤児院にも顔を出してやってください」

ローランスは気をつかって離席してくれる。


「リスチューがギルドに見習いに来ているのに会ったよ」

「そうなの。ジェロがいろいろと教えてくれたおかげだわ。またギルドででも教えてあげてね」

「それが……」

またガニーを出て王都まで行くことを説明する。

「そうなの……能力ある人は世間のために尽くす必要があるのよ。ジェロを必要とする人がそれだけ居るということね。お願いだから身体にだけはくれぐれも気をつけてね」

前世での“ノブレスオブリージュ”のようなものかと思いながら、孤児院の子供たちにお土産を配り少しだけ一緒に遊んでいく。



その夜にはヴィクシムとバスチャンの設定による、ヤンクイユ商会の3人娘との合同コンパも“お帰りなさい会”兼“行ってらっしゃい会”という名目のもと開催された。ここでも銀級に昇格したことをきっかけに“玉の輿”話となり、いつものようにヴィクシムたちに反省会の名目の2次会まで連れていかれるという、少しわざとらしさと気遣いを感じたガニーでの平和な夜となった。


その翌朝には、自分の部屋に残していた魔法カードのコレクションを魔法の収納に移した程度の旅支度をして、“ジェロ班”の6人とともにモージャンに出発するのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ