表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

144/1165

魔法の収納袋

ジェロがアナトマ商会で見せて欲しいと出してきて貰ったのは魔法の収納袋である。

『異世界物語の定番だからな。王女のを見て欲しくなったんだ』

『はいはい。本当、ジェロって時々変なところがあるよね』


見た目も、背負袋、腰袋、腕輪、指輪と色々であった。それぞれの説明を聞くと、袋のタイプには空間魔法の≪拡張≫が付与されており、見た目より多くの物が入れられるが収納物は手探りで取り出すことになるとのこと。袋ではない腕輪や指輪のタイプは空間魔法の≪収納≫が付与されており、これは収納物を意識するだけで出し入れできるものらしい。後者の方が上級の魔法であり貴重品であると。


また魔法の収納袋を製作できる者は極めて少なく、軍の兵站に多大な影響を与えるため機密情報になっているらしい。一般の商店に並ぶものは、あまり容量が大きくない製作物ばかりで、ごく稀にダンジョン等で発見された物が販売されているとのこと。


今回ジェロが入手した大金で買える範囲では、1m×1m×1mの≪収納≫指輪がある。それよりは大幅に安いがそれでも普通には高額である3m×3m×3mの≪拡張≫腰袋も合わせて購入することにした。

『ほらこれで、この刀も収納できるよね。貴族の前に出る時でも失礼でなく』

『あら、そんなこと気にしていたのね』

『あぁ、背負袋どころか腰袋も取り上げられる可能性もあるから指輪が良いよね』


今までは腰につけていたポーション用のポーチでは万が一に割れてしまう可能性もあるので、傷回復や魔力回復の魔法回復薬も≪収納≫指輪にしまうことで戦闘中でも取り出しやすくしておく。オークの死体など嵩張るものは≪拡張≫腰袋にしまうことにする。


『これ、すごく便利だね。自分でも作れるようになりたいな』

『空間魔法は貴重だからね。今の私でも≪結界≫までよ』

『何それ?じゃあ次は図書館に行ってみようか』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ