表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

138/1165

モージャンの街へ

オークダンジョンの裏口から出てきたジェロ達は警戒しながら表の入口付近に移動する。

「お、3人ほどの留守番か。馬の数が一体いくつだ?俺たちの馬以外に」

「……帝国兵ので30頭ぐらい居そうだな」

「はぁ」


遠隔攻撃できるジェロとヴァルの≪火槍≫と≪豪炎≫で反撃されることなく3人の帝国兵を戦闘不能にした後、帝国兵の馬を係留していた綱を全て外す。なかなか逃げない馬には剣などで脅すことであちこちに散り散りに去って行かせる。

「ジェロさんも陰湿ですね」

「いや、足を少しでも減らした方が我々も助かりますよね」

「そうですね、今のうちに我々は街に入ってしまいましょう」


ダンジョンに近い方の城門に、ジェロ達11人は並んで街に入る。

「何だお前達の組み合わせは?」

「はい、我々は冒険者ですが、途中でオークに襲われていた商人の4人と合流しまして」

「オークだ?」

「こちらがそのオークです。魔石は抜きましたが」

魔法の袋からオークの死体を2匹分まで出したところで衛兵から止められる。

「わかった、わかった。なるほど魔法の収納袋か。確かに身分証もニースコンの物だな。この街に知り合いは居るのか?」

「アナトマ商会さんというのでそちらにお連れします」

「そうか。まぁ今回は災難だったな。命があっただけ良かったな」


無事にモージャンの街に入れたところで、騎士アントマーが小声でレナルマンに話しかけてくる。

「ニースコンにラーフェン王国の鎧のままで入れたのは運が良かったのだな」

「そうですね。帝国への内通者に感づかれずに領主館に行けたのですから。今回はラーフェン王国関係者としないための商人の身分証、領主様の配慮のおかげで何とか、ですね」

「いや、君たちのお陰が一番だ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ