ノルトブルクでの騒動2
「危ないので皆さん、退いていただけますか!?」
ジェロたちが騎士団に追いかけられながら街中をかけていく。
まだ暗くなり切る前であり、道にはそれなりの人数が存在するが、戦馬がその賢さでうまく避けながら進んでいく。
「待て!言うことが聞けないのか!」
こちらは1人だけは戦馬のようであるが、他2人は通常の馬なこともあり、住民とぶつかりながら追いかけてくる。
「衛兵の皆様、お助けください!」
詰所に到着すると戦馬から飛び降りて駆け込むジェロ。
「なんだ、お前たち!街中で馬を走らせるバカがいるか!」
「申し訳ありません。飲食店で絡まれてしまいまして、こちらまで逃げて来ました」
「は!?あれは騎士団じゃないか!」
「はい、同行の彼女たちに酒の相手をするように言って来まして、断るとここに来るまであの剣幕でして」
「バカが、本当に衛兵の詰所になど!」
騎士団の男たちも馬から飛び降りて詰所に駆け込んでくる。
「おい、衛兵!こいつらは俺たち騎士団を馬鹿にしたんだ。男だけ牢屋に閉じ込めておけ!」
「!流石に事情も伺う前にそのようなことはできません。いったんお座りいただけませんか?」
「なんだと!この方をどなたか知った上での発言か!?」
「いえ、大尉殿とはお見受けしますが、不勉強で申し訳ありません。ですが、双方ともお座りいただけないですか?ここは衛兵の詰所。我々としても失礼なことはできませんので」
その大尉と言われた男が座ると残り2人も座るので、ジェロたち4人も用意された椅子に座る。




