ロゾニア運営陣3
「何!?帝国軍が鉱山の南側に迫っていたのか?」
代官のベルナールに詰められて、銀鉱山で起きた内容を答えるカステル。
「はい。それも輜重部隊などがいなく騎馬隊だけとのことですので、鉱山支配の受け取りに来たのではないかとの推測です。ですが、こちらのこの状況で戦闘行為に入ることを避けるために山肌のみを焼いて追い払った、という次第です」
ジェロたちの行動を微妙に違った解釈で説明しているカステル。
「そうか……。騎士団の裏切りはもう確定というところだったのか」
「そう思われます」
「……もう武闘派がなりふり構わず来るのであれば、この街はすぐに帝国軍に占拠されることになるぞ」
「はい。人数のことを考えると、魔術師団だけでは騎士団やその指揮下の衛兵に太刀打ちできません」
「代官館の者たちも騎士団の指揮下の者が多い……ただ、内心では今回の帝国に通じる行為に納得していないものも多いだろう」
「そこに賭けるしかないかと」
「クレマン。そのドラゴン3体を操る者は信用できるのか?」
「ベルナール様はガニーの英雄という呼び名をご存知ないでしょうか?」
「ラーフェン王国とベルカイム王国からムスターデ帝国軍を排除するのに活躍した、コンヴィル王国、ラーフェン王国、ベルカイム王国それぞれの侯爵の爵位を持つという男だろう?その手の者ということか?」
「いえ、本人です。その妻たちを含めた4人でこの街に来ております。いずれも王級の魔法使いです」
「一体どういうことだ?」
「は、皇都ナンテールのトルブレ魔術師団長からの支援物資を持って来ましたので、もしかすると皇帝陛下からのご支援なのかと」




