皇都での皇帝対面
皇城に呼び出されてジャムス新皇帝とトルブレ魔術師団長と対面しているジェロたち。
先日、特級ポーションを大量に納品したことのお礼を言われるがその程度のことで呼び出されたとは思えない。
「陛下」
「トルブレはせっかちだな」「テルガニ侯爵、率直にお伺いします。4ヵ国の使節団は帰国されたのに皆さんだけ残られた意図を教えてください」
「え?」
「一番の戦力である4方とドラゴン3体を皇都に残された意図です」
「トルブレ!」「はい、率直に申し上げるとそういうことです」
「は。もしも陛下が望まれるのでしたら微力ながら何か、と。もしご不要でしたら皇都ダンジョンをしばらく経験させていただいた上で帰国を」
「確かテルガニ侯爵は、この度の皇都の食料不足に対しても、そのダンジョンから大量の肉を納品いただいたと。そちらのお礼を漏らしておりました」
「いえ、それは冒険者ギルドから冒険者として受けた依頼ですし、相応しい報酬も頂いておりますので」
「つまり、冒険者としての依頼であれば国家間の政治面とは関係なく引き受けられるということですか?」
「え?はい、もちろんできることの範囲ですが」
トルブレ団長は柔らかい言い方があまりできないようで、きつい言葉にも聞こえるが、素直で率直なだけなのかもしれない。
「テルガニ侯爵、特級ポーションをもっと頂くことは可能ですか?しかも、前回の傷回復だけでなく魔力回復も」
「はい、お時間を頂ければ。幸いに、皇都ダンジョンでもそれらの薬草を入手できる階層は踏破済みですので」




