皇都ダンジョン高速攻略3
「なるほど、これは便利だね」
一緒に入った誰かがボスを倒してそのまま転移陣から出るときに意識すれば、仲間全員がその階層をクリアしたことになるのである。
リバイモンとハポリエルのために1階、角兎を倒すところから再挑戦をしたのであるが、≪飛翔≫も可能な実力者6人、実態は人間が3人と悪魔3人が手分けをすれば簡単に進めることが可能である。
悪魔2人の冒険者登録なども行ったのだが、14階のオーク階層まで初日に到達することができている。
「オークまで後少しと粘ってしまったから、遅くなったわね」
「屋敷の人たちには悪いことをしたかな」
急いで屋敷に戻ると、夜遅くになったにも関わらずすぐに夕食が食べられる用意などをしてくれていた。
「ごめんなさい。明日からは普通の時間に戻るようにしますので」
上級貴族の家族たちからそのような謝罪を受けた侍女たちも反応に困った顔をするが、素直に申し訳なく思う。
屋敷の方には、武闘派の動きの話やジェロに対する要望などの話は来ていないことも確認できたので、翌日も攻略を続けることになった。
「はい、これで30階、Cランク魔物エリアも卒業ですね」
「あぁ、次からはBランクか。さらにフロアも広くなるのだろうな」
Eランクの10階までに比べて、Dランクの20階までは4倍の広さであった。さらにCランクの30階までも4倍の広さになっていた。この後もBランク魔物の40階まではさらに4倍の広さになるらしい。
「流石にそこまでくると、3時間以内にボスを見つけるのも大変かもね。この30階まででもギリギリの時もあったのに」
「ま、運も実力のうち、ということかな。無理なら再挑戦すれば良いだけだし」
そしてその運のなさで、地龍ドレイクを無視しながらそれぞれ≪飛翔≫したのだが、その日は攻略することができなかった。




