表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
子供ができた侯爵

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1162/1165

戴冠式後の使節団2

「つまるところ、自分たちは帰国するが、内戦となったときにはベルカイム王国の侯爵として活躍してくれると嬉しいのだけど、ということですよね?」

 ベルカイム王国の屋敷から自分たちの屋敷に戻ってきて、周りには誰もいないとわかってすぐのリスチーヌの怒りの言葉である。


「ま、そういうことよね」

 ヴァルも呆れたような言葉である。

「確かにヒルデリン国王たちが危険な目にあって欲しくないから、早めに帰国されるのはありがたいかな。ここに一緒に来たのは護衛という立場でもあったのだし」

「ジェロ様!そんな良いような使われ方を」

「でも、確かにラーフェン王国、ベルカイム王国が共に帰国してくれると守る対象は減るから、身軽になるよね」

「そんなことを言うと、ルグミーヌ王国のメンヒルト王女、コンヴィル王国のムラン伯爵たちはどうされるつもりなんですか?」


「そこなんだよね。テルガニ侯爵家の仲間たちだけならばもっと気楽なんだけれど」

「では、ヘルツォークたち騎士団と、アーロルトたち魔術師団をつけて帰国して貰いますか?もちろん侍女たちも」

「確かにそうすると残るのは≪飛翔≫ができる自分たちとドラゴンだけになるね」

「はい、何かあって帰ることになっても、下手するとその集団を追い抜くことも可能なくらい身軽になりますよね」



「いえ、私もルッツと一緒に残りますよ」

 家臣たちと相談したところ、コンスタンが従魔ワイバーンと一緒に残ると言ってくる。

「いや、コンスタンは奥さんであるメンヒルト王女と一緒に、先にテルヴァルデに戻って欲しい。コンスタンが残るとメンヒルト王女も残る、そうなるとトリアウエ騎士団長たちも残る、となるから」

「……かしこまりました。ですが、危険なことはなされないように」

「もちろんだよ。いつでも逃げることができるようにするよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ