表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
子供ができた侯爵

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1161/1165

戴冠式後の使節団

「テルガニ侯爵、私たちはそろそろ国に戻ろうかと」

 ユニオール皇国の皇都ナンテールにある、ベルカイム王国の屋敷に呼び出されたジェロ。

 そこで、この国の実務上のトップである魔術師団長のプランケットから言われた意外な言葉。


「ですが……」

「はい、ラーフェン王国のルネリエル陛下も帰国の準備をされていると伺っております。ベルカイム王国としてもアンネ女王陛下、ヒルデリン国王陛下には帰国いただいて戦後復興を進めて頂けたらと」

「そうですか」

「おや、テルガニ侯爵としては意外でしたか?」

「いえ、そのようなことは」


「この皇国では武闘派がまだ不穏な動きを、と認識しております。そのような折に、非常に近しい立場であったベルカイム王国の両陛下が逃げ帰ったように受け取られることは望ましくありません」

「はい」

「ですが、前皇帝の葬儀、新皇帝の戴冠式への参列も無事に終えたところですので、国内統治を優先することは対外的に何の問題もございません。その状態で、ベルカイム王国の未来である両陛下には少しでも危険を回避していただくのは臣下のつとめ」

「なるほど」


「テルガニ侯爵も両陛下の安全は第一と思われますよね?」

「え?それはもちろんです!」

「流石はテルガニ侯爵!お分かりいただけましたか!」

「?」

「ベルカイム王国としては、両陛下に帰国いただきますが、その使節団の一員であったテルガニ侯爵が残られることを反対することはございません。皇都には様々な店舗もございますし、便利なダンジョンもございますので」

「!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ