先帝の葬儀後3
「ということなんだ。アルマティ、頼めるかな」
屋敷にクリノームとベルフールを連れて戻ってきたジェロ。早速、アルマティに相談する。
「アグネスタたちもダンジョンに潜り始めたところだから、一緒に進んで行くならば」
「そんなのんびりしたくないわよ」
「クリノーム、じゃあどうしたいんだ?」
「≪飛翔≫ができる者だけでさっさと攻略を進めて、目当ての肉、オークがいる階層まで早くたどりつきたいわ」
「そうは言っても、飛べるのは俺とヴァルとリスチーヌとアルマティくらいだろう。お前たち2人を除けば」
「じゃあ、そのメンバで良いじゃない。かわいいヒルたちのためだぞ」
ベルフールも言葉にはしていないが、確かにアンとヒルデリンと長くは離れたくないようである。
「ジェロ様、仕方ないわね」
リスチーヌにまで言われると諦めるしかない。
「そうだな、葬儀も終わったし、次の戴冠式まで時間はあるか」
「それに、見知らぬ貴族から挨拶に来られるのも嫌なんだろう?」
意外とヴァルも乗り気のようで、ダンジョンに行くための言い訳を追加してくる。
一応は同じテルガニ家の魔術師団員であるアグネスタたちにきちんと挨拶だけはさせておき、クリノームとベルフールの2人を皇都ダンジョンに連れて行くことになったジェロたち。
「もうオーク肉もいっぱいだし、この狩りも飽きたんだけどな」
「じゃあ、Cランクの階層まで行ってハイオークのお肉にしましょうか?」
「その方がヒルたちも喜びそうだな」
どうも皆は意外とダンジョン攻略が楽しいようであり、Eランク魔物やDランク魔物に対して過剰戦力の6人がすごい速さで、女魔人2人のために低階層をクリアして行くのであった。




