コンスタン結婚披露2
アルマティも戻って来たので、いよいよコンスタンの結婚披露の開催である。
以前にジェロ達の結婚披露でやったように領民まで声をかけることはないため、テルヴァルデの領主館の庭で実施する。
「ジェロ様、この場所をお借りすることになり申し訳ありません」
「コンスタン、そんなことを。本当は2人の新居の屋敷が出来上がっていればそっちの案もあったんだけど」
ユニオール皇国の噂が、どうもかなり良くない状況になっている気配だと推測されるようになって来たのもあり、早めに実施することを選択することになったのである。
「じゃあ、やっぱりコンスタンはワイバーンに乗って登場するのだよね?」
「はい、ルッツに。メンヒルトも同乗したいというので、万が一の場合に備えてアルマティにも手伝って貰う前提で、二人乗りにすることにしました」
「ちゃんと実家の周りの人たちにも声をかけたのだよね?」
「はい。あの人たちに今の姿を見て貰って見返すというより、何かと心配をかけた親達に晴れ姿を見て貰うためですが」
コンスタンのその性格が、メンヒルトにも伝わって惚れさせたのだと思える。
アナトマの手配のおかげで料理やお酒も十分に手配をしてある。
将軍であるコンスタンの配下となる侯爵軍の皆も、テルヴァルデにいる者のうち当番である衛兵達以外はできる限り顔を出せるように手配済みである。
「エム!色々と手伝ってくれているんだね。ありがとう!」
孤児院の後輩で妹みたいに思っていたエマニック、今はテルヴァルデの職員として働いてくれている。
「ジェロ兄、孤児院の子供達にも仕事を与えてくれてありがとうね」
「あぁ。こういう場は見ていて楽しいだろうし、そこで食事を運んだりする仕事なら子供でもできるからね」
「もちろん、合間では美味しいものを食べられるわよね」
最近は会話をする機会が減っていたので、たまに話せると楽しい。




