表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

106/1165

盗賊襲来

「みんな起きろ!襲撃だ!」

「何?本当にオークでも残っていたのか?だがしょせんはDランク魔物だろうが」

ぼんやり目を覚ますぐらいなんだかんだ気の緩んだ者が何人も居たが、剣戟の音を聞くと自身の得物を手に飛び出す。


「盗賊だ!オークじゃないぞ!気をつけろ!」

冒険者達から追加の声が上がっていく。一方、盗賊側からも驚きの声があがる。

「なんだこいつら、単なる商隊じゃないみたいだぞ。護衛が多すぎる!」


『あらあら、商人に思われたのね』

『オークなんかよりやばいじゃないか』

人型魔物のオークやゴブリンには慣れたものの、人間との模擬ではない本当の戦闘には腰が引けてしまうジェロ。

『大丈夫よ、ほらそこに≪炎壁≫を。はい、次はあちら』

ジェロはヴァルの指示通りに盗賊と馬車の間に次々≪炎壁≫を発動する。


「なんだコイツら。こんな魔法使いがいるなんて!」

どうもそこまでの火魔法を見たことが無いらしい盗賊達は腰が引けて、剣を交わしていた者達も後退りして逃げようとするが、退路も冒険者達や≪炎壁≫で防がれる。

「降伏すれば命までは取らない!」

メオンの声に従い武器を手放す盗賊達。

結果、3人は既に冒険者の返り討ちにあい死亡していたが、戦闘不能になっていた怪我人も含めて9人が捕縛された。冒険者側の軽傷を治療した後はその縛り上げた盗賊達を死なないように治療するジェロ。死亡した盗賊3人の魂については、少し間が空いたところでヴァルから回収可否の確認があったので許可してある。

武装解除され縛られた盗賊に軽い尋問をメオンがすると、前の魔物騒動の際に“商売”にならないので街の拠点に潜んでいたが生活資金も尽きて“商売”を再開したところらしい。そのためきちんと下調べもしないまま襲って失敗したと。


死体3人分からは装備など必要物品を取り上げて、街道から離れた森に埋める。捕縛の9人は馬車に詰め込んで最低限の食事などを与えながらモージャンまで運ぶことにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ