緑龍魔術師団魔人隊3
「そういえば、サグリバスは魔術師団に入らないのかしら」
「あいつは、元々前線に出るのも嫌々という感じだったし、魔人村に居るだけで良いんじゃないかな」
アルマティとリスチーヌから状況を聞いたヴァルとジェロの感想である。
「それにしても、女性ばかりの魔術師団ね。色々と大変そうね」
「一緒に冒険しようと誘う騎士団員や衛兵団員が多いかな。ま、戦争奴隷の彼らがその気持ちになってくれるだけでありがたいけれど」
「確かに男ばかりの領軍だったからね。でも、ダンジョンに潜るなら魔術師団員だけは危険よね。うまく近接攻撃の人とチームを組まないと」
「ある意味、ここで結婚する相手を見つけるつもりで来た彼女達ならば、出会いの機会が増えるのは良いことよね」
「ま、騎士団や衛兵団だけでなく一般の冒険者からもたくさん声がかかりそうだけど」
「何かを禁止する必要もないだろうし、自然体で、ね」
「そういう意味では、魔術師団員もそうだけれど侍女達も、適齢の独身女性ばかりだったはずよね」
「そこはモーネのときもそうだったよね?」
「そうですね。冒険者と知り合う機会はあまりないと思いますが、ここの職員と付き合っている子はいるようですよ」
「やっぱり?」
「ジェロ様。自分のことはおざなりでしたのに、皆のことは気になるのですね。気になるような可愛い子でもいましたか?」
「何を言っているんだよ」
自分の妻3人より可愛い子なんて居ないと返せる甲斐性はないジェロ。
色々と話題を呼んでいるメンヒルト王女の来訪であったが、男性の多い開拓地に少しでも華やかな話題が増えたことは歓迎したいことであった。




