緑龍魔術師団魔人隊2
「じゃあ、緑龍魔術師団でも、魔人隊ということね」
リスチーヌが勝手に命名する。
「いえ、魔人ということを隠して行動したいこともあるはずなので」
「それもそうね」
「人数の話もありますし、第1隊をルグミーヌ王国出身者で、第2隊を魔人の皆さんとしますね」
「じゃあ、魔人隊は一部の人だけの通称に、ね」
「もう好きにしてくれたらいいさ」
ネベルソンとアバドンは名前に興味はないようである。
「では、アラトラスは隊長をお願いしますね」
「え?」
「あはは。確かにアルマティは出かけることも多いし、この2人の面倒をしっかり見ないとね」
リスチーヌも同意するが、ベルカイムにずっといる2人は無理であるし、他に選択肢がないことを理解したアラトラスも渋々引き受ける。
「外向きに魔術師団として行動するときに、魔人とわからないようにすることも大事です。ちゃんと角が隠れるフード付きのローブも支給します。それと、第1隊と一緒に行動するときのためにも、戦馬に乗れるようになって貰います」
「う。≪飛翔≫できれば良いじゃないのか?」
「目立たないように団体行動をすることもあります。乗馬も覚えてください。でも、戦馬は従魔で賢いので、すぐに慣れると思いますよ」
「Cランク魔物に舐められないように、ね」
リスチーヌがあおるので、余計にアバドンは早々に習熟すると期待される。
「それと。ネベルソンとアバドンの2人は、もう少ししたら私と一緒にルグミーヌ王国に出張して貰います」
「え?」
「そういうことも経験だと言っただろう」
アラトラスが居てくれるので話が何とか前に進む。




