緑龍魔術師団魔人隊
一方、魔人達の方が面倒であった。
「なんでお前の言うことなんて」
リスチーヌと一緒にネベルソンに魔術師団の立ち上げを説明に行ったネベルソンは、想像通り反発してくる。
「じゃあ、アルマティと勝負したら良いじゃない」
リスチーヌの言葉のせいで魔法勝負することになったが、元々の才能と実践経験などからアルマティが負けることはない。
「くそ!わかった。でも、他には誰が?」
「そうね。立場的にはクリノームとベルフールかしら」
「でも、あいつらはずっと別の国で子供の相手をしているじゃないか」
リスチーヌの言葉に口答えするネベルソン。
「あら、仲間が欲しいの?じゃあ、魔人村で仕官したい人を連れて来ても良いわよ」
「お前が決めて良いのかよ?」
「一応、侯爵夫人の特権で、なんてね。ジェロ様と先に相談しているわよ、もちろん」
ネベルソンは自分1人だと良いように使われる未来を想像したのか、魔人村からアバドンを連れてくる。なぜかアラトラスもついて来ている。
「おい、俺たちを従えるという奴がいると聞いたぞ」
「……ネベルソン。あんたと同類しか居ないの?」
「他人として見ると恥ずかしいな、これ」
「何をごちゃごちゃと」
「不満ならば、団長予定のアルマティと勝負したら?」
リスチーヌの誘いにあっさり乗りながら、当然に負けてしまうアバドン。
「アバドン、世間は広い。ここで強者と共に鍛えたらどうだ?」
アラトラスの大人の発言に、渋々うなずくアバドン。
「言った手前、自分も団員になるとしよう」
「え?」




