表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
子供ができた侯爵

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1047/1165

コンスタンの気持ち2

「ということで」

 言葉は聞こえなかったが、メンヒルトについて来た女性陣はまるでそう発言したかのように、上座にいたのにすっと下座の方に移動する。

 この場にいるのは、ルグミーヌ王国の王女とその一行ではなく、テルヴァルデ侯爵家の重臣の家族たちという意味であろう。


 彼女達は、メンヒルトと一緒にこのテルヴァルデで暮らすことを決心して来たことも理解する。

 おそらく、このテルヴァルデが開拓地で男性が多いからこそ、その結婚相手になれる女性だけを連れて来たのだと、今さらながらに認識する。


『王女って、やっぱり強かね』

『そうだな……ありがたいというか』

 泣いているメンヒルトをコンスタンが抱きしめているこの場で、余計な言葉を出せないが≪念話≫で会話するジェロとヴァル。



 少しして落ち着いたメンヒルトを横で一緒に立たせて、コンスタンがジェロに向き直す。

「ジェロマン様。私、コンスタンはこちらのメンヒルトと結婚したいと思います。色々とご面倒なことも出てくると思いますが、どうぞよろしくお願いします」

 その言葉に合わせて2人揃って頭を下げる。


「いや。コンスタンが前向きならば、もちろん協力させて貰う。メンヒルト王女、生まれ育った王都アーレアに比べればまだ何も無いところですが、どうぞよろしくお願いします」

 その言葉を言ったジェロは、ようやくメンヒルトが馬車を降りてテルヴァルデを見渡していた意味も理解する。ここをどのように発展させたら良いかという意図だったのであろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ