ダンジョン作成2
「確かこの辺りって言っていたよな」
ジェロは、ドラゴンのジョエルの背中に乗せて連れてきた魔人アゼルフスに、オークダンジョンを作る場所を指示する。
「なるほど。確かにこの辺りならこの山や森の魔素も集められますかね」
「ダンジョンは魔素が集まってできるって本当なのか?」
「我々にもそう伝わっていますが、どうですかね。魔物の発生も同様で、魔素が集まって生まれる、その魔素の集まりが魔石であると言われていますが」
「そのあたりは魔人でも詳しくは分からないんだ」
「昔に失われてしまった知識という感じですかね。断片的に伝わっている感じからでは」
「で、どうやってダンジョンを人工的に作るんだ?」
「その魔素の集まりであるダンジョンコアの擬似的なものを利用するのですが、その術そのものは秘技ですからあなたにも見せるわけにはいきませんよ」
「そうか。残念だが仕方ないな」
「どのくらいでできるんだ?」
「セットさえすれば、2〜3日で出来上がると思いますよ。見ないようにするのは最初の1時間だけで大丈夫です」
せっかくならばダンジョン作成の秘技というのも見たかったが、ここで魔人達と揉めるわけにはいかない。
「じゃあ、俺たちはしばらく離れておくよ」
そう言って、ジェロとヴァルはジョエルを連れて飛び立つ。
「ちょっと狩りでもしていようか」
街道とは離れた山脈の方に≪飛翔≫で移動し、そこで見かける狼や熊などを狩りにいくジェロ達。その近辺の魔物に対しては過剰戦力であり、怪我をすることもなく魔法の袋に仕舞われていく肉が増えていく。




