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転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
結婚した侯爵

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1006/1165

フェリック戴冠式の後

 今度の右からの火炎瓶に対しても、ジェロが≪結界≫を発動して王国幹部達を守ったが、今度は魔術師団や騎士団も反応をしていたようである。


『このままではまずいわね』

 ヴァルからの念話に言われるまでもない。

 余計なことをたくらんでいたのはこの2人だけだったようであるが、新国王の戴冠パレードに変なケチをつけられたのである。


 今回のパレードでの騒動を、自分たちの結婚披露でもやった花火のような出し物に思わせる必要がある。

 しかし、自身はドラゴンの騎乗に戻ってモーネと共にパレードに参列する必要があるので、あまり離れたままになれない。

『アルマティにも手伝うように言ってくれる?』


 自身でもある程度まで≪飛翔≫で空中を飛びながら花火らしきものを火魔法で発動してからモーネの横に戻る。

「ジェロ様、驚きましたわ」

 花火のことも知っているモーネは、その前の何かが花火ではないことを知っているが、パレード最中に余計なことまでは言わない。


「アルマティが続きをやってくれているね」

 ヴァルから伝言されたようで、アルマティが花火の続きをしばらく行ってくれている。

 これで、住民達には違和感があったとしても、先ほどの火炎瓶のことは気付かれずに済んだのか、普通のパレードの騒動のままで終わる。


 新国王フェリックは今回のことに気付いても図太い態度をとっているのか、周りも伝えていないのか、何事もなかったようにパレードは終了し、王城に全員が戻り切るまで問題にはならずに済んだ。


「テルガニ侯爵、陛下がお呼びです」

 最後尾であるジェロが城門から中に入り、パレードが完全に終了したと思って、モーネとドラゴンから降りたところで声がかかる。


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