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一歩の重さ  作者: burazu
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決勝を終えて

 ウイナビ女子オープン予選決勝を終え、大盤解説の会場で解説陣を交えながら感想戦を行う小夜と梢子、感想戦も終わりに差し掛かると聞き手の鎌田美緒女帝がまず小夜に今大会の感想を聞く。


「それではそろそろ時間ですので、まずは見事本戦出場を決められた牧野女流初段、おめでとうございます」

「ありがとうございます」

「予選を勝ち抜いての今のお気持ちをお聞かせ願いますか?」

「はい、ウイナビ女子は研修会時代から参加していますが、本戦まで勝ち進んだのは今回が初めてなので嬉しく思います」


 鎌田は更に来客への挨拶を小夜に促す。


「最後に会場の皆さまへのご挨拶をお願いします」

「本日はお越しいただきありがとうございました」


 続いて鎌田は梢子にも今大会の感想を尋ねる。


「残念ながら、予選敗退が決まった佐藤梢子アマ、お疲れさまでした」

「え、は、はいありがとうございます」

「今大会が初出場とのことでしたが、いかがだったでしょうか?」

「は、はい、緊張はしましたが、将棋はしっかり指せたかな、と、思います」


 鎌田は梢子にも来客への挨拶を促す。


「最後に会場の皆さまへのご挨拶をお願いします」

「あ、はい、ええと。ありがとうございました」


 こうして、本日のウイナビ女子オープンは全対局を終えた。まだ本戦出場の枠を競う対局は続くが、今日の所はこれで終了だ。


 控室に戻った一輝達は決勝の対局について話していた。


「しかし、佐藤梢子さん強かったよね」


 竹田義男九段がそう言葉を発すると一輝が返答をする。


「そうですね、だけどあれ程の棋力がありながら、研修会にすら入らなかったのはどうしてでしょう?」

「私はお父さんの義男さんが関係していると思いますね、自分が勝負の世界を勝ち抜けなかったことで娘に似たような思いをさせたくなかったんでしょう」

「ですが、佐藤さんはウイナビ女子オープンに出ています。何か思いがあるのかもしれません」

「そんなに気になるなら、本人に聞いて見てはどうですか、同じクラスなんでしょう」


 竹田の言葉を聞いて、鎌田も一輝に言葉を発する。


「そうですね、夏休みが終われば1度聞いて見るといいですよ」

「ま、その前に私が義男さんがどう思っているか聞いて見ましょう。久しぶりに昔話をするのもいいですからね」


 研修会にも入会していない佐藤梢子。そんな彼女がウイナビ女子に出場している理由とは?

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