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一歩の重さ  作者: burazu
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防衛を果たし

 女流皇座戦を3勝1敗で制した鎌田女流皇座は防衛成功の打ち上げに参加し、お祝いの言葉を関係者よりかけられていた。


「おめでとうございます鎌田先生、やはりいまや鎌田先生と宮里先生が女流2強ですね」

「ありがとうございます」

「やはり宮里先生とのネット対局が功を奏したようですね」

「え⁉あの私宮里さんとしかそのお話はしていないはずで、宮里さんも手の内を晒すからと周囲には黙っているはずなんですが」


 今回の観戦記者がどういうわけか鎌田と宮里のネット対局の事を知っており鎌田は互いにその事は周囲に話していないと認識していたが、その事を知った経緯が意外な形で明かされた。


「ははは、どうもそのサイトのユーザーらしき人がハイレベルの対局だったので棋譜から、これをお2人の練習対局ではと予想していたというSNSの書き込みを見ましてね」

「そ、そうだったんですか……あ!もしかして私カマをかけられたって事ですか?」

「ははは、まさか自分からこんな簡単に明かしてくれるとはね」

「あ、あのもしかして記事とかにしませんよね?」


 記者の誘導に思わずひっかかってしまった鎌田は自分の発言が記事にならないかと心配するが、記者から笑顔で返答がある。


「安心してください、私達は写真週刊誌記者じゃないので対局外の事は記事にはしませんよ」

「そ、そうですか……それは安心しました」

「ただ既にネットでは噂が広がっていますし、その事も聞かれるかもしれませんよ」

「そうですね、気を付けます」


 記者との会話が終わり、宿泊している部屋に戻ると前回勝利自以上のお祝いのメッセージが寄せられていた。


「すごい!でもこれ返信が大変ね」


 奨励会と女流棋戦の両立は過酷を極めるがそれでも彼女は少しづつ前に進む事を改めて決意するのであった。

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