表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一歩の重さ  作者: burazu
142/177

更なるサプライズ

 順調に指導対局は進み、教員がマイクで呼びかける。


「時間になりましたので棋士の先生方は再度ステージにご登壇ください」


 教員の呼びかけで一輝達は体育館のステージに登っていく。これで最後の挨拶をして今回の指導対局は幕を閉じるはずであったが思わぬサプライズが児童達、そして一輝に訪れるのであった。


「それでは本日の指導対局は終了しますが、ここで特別エキシビジョンマッチを公開したいと思います」


 岸本が当初の予定にないはずの特別エキシビジョンマッチという発言をして一輝の表情は明らかに驚いており、小夜も驚きを隠せないでいた。


「対局するのは長谷一輝四段!」

「え⁉ぼ、僕ですか?」


 さすがに一輝も自分がエキシビションマッチをするのに驚きを隠せず戸惑うが肝心の対局相手の名を聞いて更に驚く事になる。


「そして、もう一方は諸見里武夫九段です!」

「え、ええええ⁉」


 なんと岸本が口にしたのは一輝の師匠である諸見里武夫九段の名であった。


 驚きを隠せない一輝ではあったが、ステージ袖からなんと諸見里九段が現れて、更に困惑をしている。一輝だけでなく小夜も驚いた表情をしており、また山西女流二段は表情が変わらない事から、岸本、山西両名は諸見里が訪れる事を把握していたのかと一輝達は察する。


 そして一輝が戸惑っている間に岸本よりマイクを渡されて諸見里が児童達に向けて挨拶する。


「こんにちは、ただいまご紹介にあずかりました将棋連盟の棋士の諸見里です」

「諸見里九段はこちらの長谷四段の師匠で本日は指導対局を真剣に受けてくれた皆さんの為に、この師弟対決をご覧いただきたいと思います」


 一輝のエキシビジョン対局の相手が師匠である諸見里だと聞き、驚きは隠せないが非公式とはいえ対局をする事になり気持ちを高めていく。


「それではまずは諸見里九段と長谷四段は対局用の教室に移動してください、記録係として牧野女流初段もお願いします。先生案内よろしくお願いします」

「はい、みなさんこちらへどうぞ」


 教員の案内で一輝達は体育館を出てどうやらあらかじめ用意されている対局用の教室があるようで、そこに移動する。


「それじゃあスクリーンを下ろしてください」


 岸本の掛け声で体育館のスクリーンが下ろされている中、教員の1人が岸本に声をかける。


「教室で待機している教員に諸見里先生達が向かっているのを伝えましたので、そろそろ中継しましょうか」

「そうですね、それじゃあ明かりを消してスクリーンに映しましょう」


 着々と一輝と諸見里の対局の準備が進む。果たして対局の行方は?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ