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一歩の重さ  作者: burazu
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天馬の恋人

 日曜日に天馬が見知らぬ女性と歩いているのを目撃した小夜と美咲。


 気になった美咲は小夜に対し水曜日に一輝に聞いて見る事を提案し、小夜も一輝に悪いと思いながらも渋々了承する。


 そして水曜日の放課後、今日は小夜も美咲も対局がなく学校も別である為、あるカフェで待ち合わせをする事となった。


「あ、いたいた早いね、小夜ちゃん」

「美咲ちゃん、それでどうするの?」

「早速長谷君に連絡しようよ」

「するけど。もし一輝君も教えてくれなかったり、知らなかったりしたらこの件はこれで終わりよ」


 小夜はそう言いながら一輝にスマートフォンで電話をかける。


「もしもし小夜ちゃん、どうしたんだ突然?」

「ごめんね一輝君、あ、この間の対局お疲れ様勝って良かったわね」

「え、まさかその為に連絡してきたの?」


 一輝に問われて小夜は用件を伝える。


「実はね、今、美咲ちゃんとも一緒にいるんだけど、美咲ちゃんが一輝君に聞きたいことがあるからちょっと代わるわね」


 小夜がそう言うと自分のスマートフォンを美咲に渡して、美咲が一輝と通話をする。


「あ、もしもし長谷君、久しぶりねえ!元気?」

「まあね、それで何かな?」

「この間さ、真壁先生が女の人と歩いているの見たんだけど、どういう関係か分かる?」

「その前に聞くけど、その女の人って天馬と同じくらいの年の人だよね」


 一輝に問われて美咲が返答をする。


「多分、大学生くらいだったとは思うけど」

「じゃあやっぱり天馬の彼女だ、その人」

「うっそ、マジで!小夜ちゃん小夜ちゃん、やっぱりあの女の人真壁先生の彼女だって」


 美咲の発言を聞いて、今度は小夜が再び自分のスマートフォンを美咲から受け取り、一輝に尋ねる。


「一輝君、知っていたんだ?いつから?っていうか2人が付き合い始めた頃も知っているの?」

「ああ、天馬が高校生の時から付き合っているって、木本葵さんって言うんだけど、去年天馬と一緒の高校を卒業して天馬はそのまま大学にもいかずにプロ棋士として歩んで、葵さんは今大学に通っているんだ」

「そうなんだ」

「これでいいかな、じゃあ俺次の対局の研究をしないと」


 そう言って一輝は小夜との通話を切り、小夜は美咲に声をかける。


「じゃあもうこの件は終わりよ」

「でもさあ、自分の彼氏がプロ棋士ってどういう気持ちなんだろう。私はちょっと嫌だなあ、A級やタイトルに絡める人ならいいんだけど」

「むしろそういう人の方が気苦労が絶えなさそうな気がするわ。ん?タイトル」


 そう言って小夜は自分のスマートフォンで何かを調べていた。


「そういえば真壁先生、棋将戦は勝ち残っていたわね。次の対局相手は……え⁉」


 天馬の次なる相手とは?

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