42/56
朝食
「ねーお母さん、牛乳ほとんど残らないよ、お兄ちゃんの分はどうしよう?」
「寝坊してるのが悪いのよ、お兄ちゃんには、コップの底にちょこっとあれば上等、上等」
「うーおはよー、僕がなんだって?」
「おはよう、いいから、これ食べちゃって、はい、パンとカフェオレ」
−第九十三話−
ドラゴン。
その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。
赤い竜は火を。
青い竜は雷を。
黒い竜は強酸を。
そして、緑の竜は・・・
「これ、超ふわっふわ、やわらか食パンだって」
「焼いたの?」
「焼いた」
息をするように毒を吐く。
−第九十四話−
ドラゴン。
その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。
赤い竜は火を。
青い竜は雷を。
黒い竜は強酸を。
そして、緑の竜は・・・
「今朝は、贅沢にコース料理だよ」
「おぉー」
「ごはん、納豆、ねぎの順番で出すからね」
「全部、一緒に出して!」
息をするように毒を吐く。




