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RDW+RTA ~リアルダンジョンズワールド プラス リアルタイムアタック~  作者: 相生蒼尉
第2章 『RDW+RTA+FUCHU+FUTSU act H3 ~3人のヒドインたちによる、附中とフツーの物語~』

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42 鳳凰暦2020年4月18日 土曜日午前 小鬼ダンジョン


 あたしたちは今日も2層へと進出した。今日は外村班とも一緒だ。外村班は初の2層らしい。


 平坂さん、外村さんは附中だから別格として、外村班の光島くんがすごい。ゴブリンメイスが振り回すメイスをぎりぎりで避けてショートソードでの一撃を加えていく。光島くんもあたし――設楽真鈴と同じでパーティー内ソロみたいな役割に見えたけど、恐怖心とか、ないのかな? あ、あたしもあんまりないかも。怖いより、楽しいが先にくるもん。


「今日でこのパーティーは解散だよー。お昼のミーティングで新しいパーティーに組み替えるからねー」

「え、そうなの……?」

「そんな、せっかく……」


 最初は文句ばっかり言ってたあの二人がまるで別れたくないフラれた彼女みたいな顔をしてる。でも、気持ちは痛いほどわかる。あたしも平坂さんと一緒がいい。


「いろいろ、あるんだよー、いろいろと。でも、私とかに引っ張られて2層へ来るんじゃなくて、附中ダン科がいなくても、自分たちで2層に進出できるようになったら、それが本当の力だよね? だから、次の班は、附中ダン科抜きで2層を目指す段階。スキルも覚えるしねー。もちろん、今まで協力し合ってきた4つの班は、もうクランだと思っていいから。これからもダンジョン出たらみんなで情報交換のミーティングはするし。だから不安かもだけど、なんとかなるよ」

「そっか、クラン、か」

「それなら……」


 パーティーが変わっても、平坂さんとの繋がりが途絶えるワケじゃないと知って、二人と同じように、あたしもすっごく安心した。







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― 新着の感想 ―
[一言] 学内で派閥競争させて卒業してからの活動をある程度円滑にする目的でもあるのかね 集団になると死ににくいし
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