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RDW+RTA ~リアルダンジョンズワールド プラス リアルタイムアタック~  作者: 相生蒼尉
第2章 『RDW+RTA+FUCHU+FUTSU act H3 ~3人のヒドインたちによる、附中とフツーの物語~』

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36 鳳凰暦2020年4月16日 木曜日放課後 小鬼ダンジョン 2層


 木曜日の放課後は、まっすぐ2層へのルートを進んで、そのまま初の2層へと進出した。「スキル講習の権利獲得が済んだら、1層のゴブリンの魔石は、そんなにいらないからねー」とは平坂さんの発言で、あたしたち3人はなるほどと納得した。


 2層はゴブリンメイスが2匹セットで出てくる。サイズは1層のゴブリンよりもちょっとだけ大きいのがわかる。確かにゴブリンよりも強いけど、その差はわずかで、怖いのはメイスの直撃らしい。納得。棍棒よりも絶対に痛い。


 1匹はあたし――設楽真鈴が単独で、もう1匹は平坂さんがタンクをやって、雪村さんか田丸さんのどっちかが倒す。「なんであたしは一人で、そっちはペアで、一人は見学なの?」って平坂さんに聞いたら「戦闘中の警戒が必要ってこともなくはないけど、どっちかというとねー、設楽さんが単独戦闘で倒せるからだねー。そもそも、2層でこうやって戦うために、1層で最初の日曜日に練習したよね?」と返ってきた。「あの時からもう2層を意識してやってたのか……」って田丸さんが参った、という顔になってた。あたしも同じような顔してたと思う。


 この日、1層の百円魔石44、2層の二百円魔石40で、一人百円魔石11と二百円魔石10で分配した。平坂さんは1層に戻った時点で別れて、附中パーティーで2層へ戻り、他の班のメンバーたちと一緒にダンジョンを出たけど、今回の分配は平坂さんにも均等だ。雪村さんも、田丸さんも、全然不満なんかない。そして、あたしは60回以上戦っても、もうスタミナ切れにならなかった。







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