表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RDW+RTA ~リアルダンジョンズワールド プラス リアルタイムアタック~  作者: 相生蒼尉
第2章 『RDW+RTA+FUCHU+FUTSU act H3 ~3人のヒドインたちによる、附中とフツーの物語~』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/425

27 鳳凰暦2020年4月14日 火曜日放課後 小鬼ダンジョン


 ダンジョンで5匹のゴブリンを倒して、私――浦上姫乃は休憩に入った。


 今朝は、1時間目に騒ぎがあって、その原因が鈴木だった。その鈴木本人は、気持ちいいくらい、平然と本を読んでいたが。

 寮でも食事中によく話す外村に聞いたら、放課後の呼び出しはダンジョンで稼ぐだけのお金を払え、というような内容だったらしい。

 まさか、先生からの呼び出しに対して、金銭を要求して拒否するなんて、私には考えられないことだった。普通は先生に呼び出されたら従うものだと思う。


 しかもそれを黒板に貼り付けるとか……。


 あれが首席。私の想像の範囲外の人間なのだろうと思う。


 今日も帰りに4匹のゴブリンを倒し、魔石は9個。ただし、最後のゴブリンは攻撃回数が4回だった。私の腕の未熟さもあるとは思うが、ショートソードの手入れについても、私が未熟だという可能性もある。

 ギルドで魔石を換金する時に受付の人に相談したら、一度返却して新しいショートソードをレンタルすればいいとのことだったので、そうさせてもらった。

 握った感じ、気のせいかもしれないが、さっきまで使っていたショートソードと少しだけ感覚が違うような気がした。


 訓練場へ行き、素振りを繰り返して、今日までやってきたことが新しいショートソードでもできるように、努力を重ねる。それが、ソロ、という一人で挑戦していることからくる不安に負けないように、不安を塗り潰すようにしているだけだということは、私自身、薄々感じていた。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ