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42.人類みな親戚。

更新間隔空いてしまった申し訳ないです。

食堂での騒ぎからナオトの瞬間移動で逃げ、今はどこともわからない場所にいた。


僕は思いついた作戦をみんなに伝える。


「なるほど、流石アニキっす!」

「それなら上手くいく可能性は高いですね。」


どうやらみんなも賛成してくれるようだ。


僕たちは再びナオトの瞬間移動で場所を変え、今度はこの国の王城前に来ていた。


そびえ立つ高い建築物がこの国の威厳を象徴している。


城の警備兵に僕らが異世界人ということを伝え中に入れてもらう。


城内には新しい異世界人が来たとあってかなりの騒ぎになっているようだ。


案内されるがままに国王のいる部屋に向かい謁見する。



パラーパラパラパラー!


「国王陛下のおなーりー!」


国王が部屋の奥にある椅子に座る。


僕らは深々とお辞儀をする。


「うむ、面をあげよ。私がエンドラ国、15代目国王のザンプロだ。」


僕らは膝はつけたままで頭を上げる。


「さて、そなたらは自分の事を異世界人と申したな。ならばその証拠となる特殊な力、知識を披露してみせよ! さすれば異世界人特権を与えてやろう。」


これはありがたい。異世界人特権は僕の思いついた作戦では必ず必要だ。それを向こうから言い出してくれるとは。


僕はらそれぞれ転生特典で貰ったチート能力を見せる。


どうやら、戦闘力という意味ではかなり凄かったらしい。国王も周りの取り巻きもとても驚いていた。


僕らはあっさりと異世界人特権をゲットした。



さて、こっからが作戦のスタートだ。



僕らは国王にお願いして城下町の人々をを城に集めて貰う。国王も新しい異世界人を紹介するためにとあって承諾してくれた。


城下町の住民が集まるまでの間、僕たちはアラタの想像で作ったマイクとスピーカーを設置して僕らの声が全員に聞こえるように準備する。



召集命令がかかった街の人々はゆっくりと集まりだし、夕方ごろにはもう城下町のほとんどの人が集まっていた。


これならきっと上手くいく。



なぜ集められたか分からない街の人たちの前に国王が出てきて話し出す。


「今日集まってもらったのはほかでもない。この度、新しく四人の異世界人がこの世界にやってきた!」



「ウォォォォォォォォォォォォォォォォ!」



異世界人と聞いて国民は興奮する。親族になれば高待遇が得られるし、異世界人が増えるというのはチャンスが増えるという事なのだ。


「では、紹介しよう。四人の異世界人達だ!」


国王の掛け声とともに僕たちも街の人たちの前に出る。


まずは僕から自己紹介を始める。


「どうも、僕はタケルって言います、次がナオト、アラタ、ルーシーだ。」



「ウォォォォォォォォォォォォォォォォ!」



キィィィィイン



僕はわざとマイクをハウリングさせただでさえ集まっていた注目をさらにあげる。


そして叫ぶ。



「今ここにいる女の子、子供からお年寄りまで、ぜーいん僕のお嫁さんにしまーす!」


「ウォォォォォォォォォォォォォォォ!」


歓声が上がる。


国王は戸惑っているが関係ない。僕はさらに続ける。


「僕のお嫁さんの親族以外で男の人、ぜーいん養子になってもらいまーす!」


「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」



歓声はさらに跳ね上がる。



当然だ。これで全ての国民は僕の親族、異世界人特権が適用されるのだから。



この世界を満たしていた嫉妬とは異世界人特権を持つものと、持たない者の差で生じていた。


だから僕は全員を親族にした。全員に適用させる事でその差をなくした。



さて、僕の予想が正しければ……。



「ワープスペル!」



僕ら四人は人気のない荒野にワープさせられる。



「やはり来たか、《堕ちた神》」


「お前ら、山崎とやらの仲間か? せっかく貯めてきた嫉妬の感情を解消しやがって。」


《堕ちた神》はかなり怒っていた。


「それは悪かったな。でももう手遅れだ、全ての国民に異世界人特権は適用される!」


僕は言い返す。


すると《堕ちた神》は笑って。


「いや、それはどうかな?ワープスペル!」


ナオトのは後ろにワープした。


「ブレイクスペル!」


ナオトは背後からの攻撃が直撃し、吹き飛ばされる。


「さて、まず一人。異世界人特権は遺族には適用されない、お前らを全員殺せば問題はない。」


《堕ちた神》は得意げに話す。がーーーー!


「誰が殺されたって?」


ナオトが起き上がる。


「な? なぜ生きてる!」


「悪いな、超速再生だ。そしてこれが……」


ナオトの姿が消え、《堕ちた神》背後に現れる。


「瞬間移動だ。ツラァァァ!」


ナオトは仕返しをするように、背後からぶん殴る。


殴られ、吹き飛ばされた先にはアラタがいた。


「さて、《堕ちた神》とやら、《死んだ神》にしてあげましょう!」


アラタの周りから無数の刃が出てきて切り刻む。


「くそ、くそ、くそ、クソどもがぁぁぁ!」



《堕ちた神》なんとかアラタの元から逃げるが……!



「よっしゃー! 次は俺だ! ゴムゴムのウラァァァァ!」



ルーシーのアッパーパンチによって天高く舞い上がる。


「さて、じゃあトドメを刺させてもらうよ。ドラゴン化ぁぁぁぁぁぁあ!」


僕はドラゴン化し、ノヴァさんの牙で作った刀を抜く。



「いやだいやだいやだいやだ! 儂は神なんだ!死にたくないぁぁぁいぃぃぃい!」



「ドラゴンブレス改、咆哮斬‼︎」


空を埋め尽くすほどの爆発と破壊の渦が巻き起こる。




僕の放った一撃がトドメとなって《堕ちた神》は消え去った。




こうして、僕たちは《堕ちた神》を打ち破った。



ちなみに婚約宣言とか養子宣言は異世界人ジョークと言って乗り切った。












しばらく更新はゆっくりになる予定です。


もしよければその間に「pay to win〜課金して異世界で最強の冒険者になりました〜」って言う同時連載してるものがありますのでそちらをどうぞ。


そっちは書きだめがあるのでしばらくは毎日一から二話更新の予定です。

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お読みいただき有難うございます!
pay to win〜課金したら異世界で最強の冒険者になりました〜
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