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魔法戦士ギン  作者: burazu
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対抗する術

 剣へのこだわりをすて、真の姿と力を解放したアルド。その怪力はブライアンでさえ、簡単に吹き飛ばされてしまうほどであった。


 ブライアンも致命傷を負わなかったものの、アルドの真の力に戦慄していた。その状況を見かねたギンとエイムがブライアンに声をかける。


「ブライアン、やっぱり俺達も戦う!お前が力負けをするなんて武神の力を使っていたギガス以外にはいなかった!」

「私の魔法とギンさんの魔法剣を合わせた雷の螺旋ライトニングスパイラルならアルドを倒せます!」


 ブライアンがアルドに力負けをしている状況を見てギンとエイムは加勢する事を告げるが、次の瞬間ブライアンは一蹴する。


「ダメだ!エイムの習得した新魔法がどれほど魔力を消費するか分かんねえんだ!無駄に魔力を消耗するんじゃねえ!」

「だけど、ブライアンさん、このままじゃあ……」


 エイムが心配そうな声を出すと意外にもジエイはブライアンに同調した意見を発する。


「申し訳ないが、ギン殿、エイム殿、このアルドは我らのみで抑えます」

「ジエイ、お前まで……」

「確かにブライアン殿の怪力でもかなわぬ敵ではありますが、我が術を合わせれば勝てぬ敵ではありません」


 ジエイはブライアンの怪力でもかなわない事実は受け入れつつも自らの術を駆使すれば勝利する可能性はあると強調し、その言葉に対しアルドが嘲笑う。


「フフフ、まさか俺の怪力を見て、まだそのような身の程知らずな言葉が言えるとはな」

「我々を甘く見てもらっては困るな、人間の底力をお前に見せてやる」


 ジエイが言い放ったのを聞いていたウィルがヨナに声をかける。


「なあ、ヨナ、ギンとエイムは本当にどうしようもなかったらでいいとは思うけどよ、俺達も加勢した方がいいんじゃねえか?」

「ウィル」

「あのアルドってやつ力だけならブリックやピッキーを上回るし、せめて俺達も残りの力を振り絞って戦おうぜ」

「あたしもそうしようと思ったけど、多分あたし達がまともに組み合えばきっと致命傷か最悪……」


 ウィルはブライアン達だけで勝利するのは難しいとふんでおり加勢の提案をするが、ヨナは自分達ではアルドの一撃にすら耐えられないのではないかと主張する。


「だからさ、簡単には倒れないブライアンとあいつを翻弄できる速さと技術を持つジエイに任せようよ」

「そうだな、小細工が通じねえんじゃなおさらだな」


 アルドの怪力にはもはや小細工は通じないと悟りブライアン、ジエイにすべてを託す事を決めるウィルとヨナであった。

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