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魔法戦士ギン  作者: burazu
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儀式開始

 再度ピトリの王宮にから南に位置する洞窟に入ったギン達は、魔族の魔神官ジェファーが行った儀式の祭壇までたどり着き、エンビデスがピトリ女王ヴェイシャが秘めし邪を滅する魔力をエイムに取り入れる為の儀式を始める準備を行い、エイムとヴェイシャに呼びかける。


「それでは女王陛下、エイム、儀式を始めるぞ」

「お願いいたします」

「はい」


 洞窟内の空気が変わり、ギン達にも緊張が走る。


「なあ、ルルー、邪を滅する力ってお前達ミッツ教団もあるはずだよな」

「それは少し違って、私達ができるのはあくまでも治癒や防御が主で、かつての戦いでミッツ教団の祖が勝利したのは似たような力を持った人間の物量作戦が功を奏したのよ」

「だけど前にアンデッドの魔物を浄化したじゃねえか」

「あれもある種の治癒魔法よ、死してなお理性を失いながら人を襲う魔物というよりアンデッドは元々人間の死体を魔力で魔物化して動かしているに過ぎなったからね」


 その話をしてルルーは浄化魔法の本当の意味を話す。


「いわば死後の苦しみから解放する最後の治癒魔法なのよ」

「そうなのか」

「だから数頼みの私達と違って女王陛下の力を取り入れたエイムならきっと邪を滅する事ができるかもしれないわ」


 ブライアンとルルーがやり取りをしているとついにエンビデスによるヴェイシャからエイムへの力の譲渡の儀式が行われようとしている。


「少しばかり動くのを我慢してくれ、身体が大きく動くとより大きな負担になるからな」


 エイムとヴェイシャにそう呼びかけるとエンビデスは儀式の為に呪文の詠唱を始める。


「邪を滅する力を司どりし者よ、彼の者に宿りし邪を滅する力を我を介し、彼の者に与えよ」


 エンビデスが呪文の詠唱を終えると、まずヴェイシャの身体が光り、更にわずかの時間差でエンビデスの身体が光る、そして更なる時間差でエイムの身体が光り、3人の身体が光っている状況を見てヨナがルルーに声をかけている。


「ねえ、一体何が起きているの?」

「多分だけど、魔力が流れているわ」

「魔力が流れる?」

「ええ、女王陛下の魔力がまずエンビデスの元に流れていって、それをエンビデスがエイムに流しているの」


 そうして3人の身体から光が消えると、ヴェイシャとエンビデスはその場にしゃがみ込むが、エイムは立ち尽くしている。


「女王陛下、エンビデス!」


 2人の名を叫んだルルーはまず、ヴェイシャの元に駆け寄り、ムルカも共に駆け寄る。


 そしてしゃがみこんではいないが念の為エイムの元にギンとブライアン、ヨナが駆け寄っていく。


「エイム大丈夫か⁉」

「なんか変わったことはねえか?」

「あたしたちの声聞こえる?」


 果たして儀式は成功したのか?

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