魔法剣の秘密
エンビデスより洞窟に魔族の根城につながる仕掛けがあることを聞いたギン達は再度洞窟に向かう事を決めるが、そんな時にエイムにピトリ女王ヴェイシャの魔力を与え邪を滅する魔力を取り入れる提案をし、エイムが受け入れることを示す。
「私がその女王様の魔力を取り入れればきっとエンビデスさんでも習得できなかった魔法で邪竜のような魔物が召喚されても戦うことができます、だから私はその力を受け入れます」
「エイム、そうだなお前のすごさはいつも一緒に戦ってきた俺達がよく分かっているからな。だけどもし疲れが出たら無理はするな」
「大丈夫です、エンビデスさんがあそこまでおっしゃるなら私なら大丈夫だと思うので信じます」
「頼もしいな、頼りにしてるぞ」
ギンがエイムに対し頼りにしているという言葉をかけるとエンビデスからギンに対し言葉が発せられる。
「何を言っているのだギン、エイムの魔法だけで通用しないときにはお前の力も必要なのだぞ」
「俺の力?」
「魔法剣だ、お前には強大な魔法をも魔法剣に転用する能力がある」
「しかし、それはあの雷の魔法の1属性のみだからできたにすぎないはずだ、俺自身の魔力自体はそこまで高くない」
ギンは1属性だからこそ魔力コントロールが可能であったと主張するがエンビデスはさらに別の観点から話す。
「お前の魔法剣の基本になる部分は剣自体の強化にある。切れ味や強度を上げ、更には簡易的な魔力障壁のような役割も果たしているな」
「確かにそうだな、だが魔法そのものをまとわすときは単純に集中するだけだったな」
「エイムの魔法をまとう時もそうか?」
「そうだが、それは何か関係あるのか?」
ギンの話を聞き、エンビデスは自らの考えを伝える。
「魔力コントロールがお前は高い事は明白だが、自身の魔法と同じようにエイムの魔法をまとえたのは敵意がない事を認識し、また実際にエイムに敵意がないからこそできたのだ」
「まさか!だが魔法の飛び火や二次的な被害は存在するはずだ」
「無論だ、もしお前が他者の魔法だからと警戒し、基本の魔法剣を発動させていたらギガス陛下をも打ち破ったあの魔法剣は実現するどころかそれこそお前自身が魔法により命を落としていただろう」
「そうなのか……」
更にエンビデスはギガスをも打ち破った魔法剣を実現させた真の理由を話す。
「お前達の強い信頼が生んだという他あるまい」
「強い信頼」
「うむ、お前達が互いを信頼すれば例え4属性の魔法であれ魔法剣に転用できてもおかしくないであろう」
互いの信頼が強力な魔法を生んだと主張するエンビデス、少しづつ希望が見えてきた瞬間である。




