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魔法戦士ギン  作者: burazu
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洞窟からの脱出

 魔神官ジェファーの儀式により魔力を奪われ衰弱したリーザであったがルルーにより魔力を与えられなんとか一命をとりとめる事に成功する。


 そんな中ジエイがギン達と合流し、洞窟からの脱出方法を模索する。


「ジエイが魔物の足止めの為に来た道を塞いだって事は別の出口を探さないけねえって事か」

「そうだな、まだ魔物がいる以上リーザを連れて来た道を無理に戻るのも危険が伴うしな」

「これ以上奥には行けないのでしょうか?」


 ジエイが更に奥に進む道はないかと一同に尋ねるとその問いにルルーが返答をする。


「ここが祭壇のような役割を果たしていたし、多分これ以上奥は無いと思うわ」

「わずかな隙間でもあればそこから出られるかもしれませんが」


 そう言うとジエイは目を閉じ全神経を周囲に集中させる。わずかな違和感も逃さぬためだ。


 しばらくするとジエイは目を開き、違和感を覚えた洞窟の壁まで向かい、一同に説明する。


「皆さん、ここから風の流れを感じます。ここにわずかな隙間があるかもしれません」

「でもさっきエイムが言ってたわ魔法で破壊すると私達は生き埋めになってしまうって」

「でしたら少しづつ道を開いていきましょう」


 そう言ってジエイは短剣を取り出し、少しづつ壁を削り言葉を発する。


「思った通り、ここの岩は少しもろいようですな」

「それなら俺もやるぜ」

「ブライアン、力を入れ過ぎないように慎重にね」

「分かってるって、そらよ」


 ブライアンはそう言って思い切り力を入れて斧で多くの壁の破壊に成功するが少し揺れを感じた為、思わずルルーが声を上げる。


「ちょっとブライアン、少し揺れたわ。生き埋めになるかもしれないから気をつけてって言ったじゃない」

「これでも結構加減したんだぜ」


 ブライアンとルルーのやり取りを聞いてエイムが口を挟む。


「でもこうやって岩を削っていると皆さんの武器の刃がかけてしまいますよ」


 エイムが削っている内に武器の刃がかける事を危惧すると思いついたかのようにギンがジエイに声をかける。


「ジエイ、代わってくれ考えがある」


 そう言ってギンは剣を魔法で強化し、少しづつ岩を削り道を作っていきながらジエイに懇願する。


「ジエイ、風の方向を俺に教えてくれ、その方向に削っていく」

「承知」

「みんなは後ろから俺達についてきてくれ、ブライアンは最後方を頼む。魔物が追い付いてくるかもしれない」

「おお」


 少しづつだが何とか洞窟の脱出に成功しつつあるギン達。だが、ジェファー達をどう追うのか?

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