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魔法戦士ギン  作者: burazu
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父に近づきし子

 アルドの毛を媒介としたエイムの探知魔法によると現在アルドはブリックの転移魔法でピトリまで移動した事が判明した。


 すぐにピトリへと経つ必要があると考えたギンはウィルに尋ねる。


「ウィル、一刻も早く、ピトリに行かないと、リーザだけでなく、もう1人の人物も連れ去られてしまう。船はいつ出航できる?」

「そうだな、諸々の準備を含めると2日ってところか」

「更に出航の期間中に何もない事を祈るしかないのか……」


 ギンがもはや運を天に任せるしかないと言葉をもらすと、ボガードが声をかける。


「いや、1日でやる!」

「親父⁉」

「偶然だろうがウチの奴もここに避難している、今から総動員で準備すりゃあ明日中には出航できるぜ」

「何言ってんだ!いまウチの奴が動いたら明日の運搬はどうするんだ?」


 ウィルはボガードの営んでいる運搬業が止まってしまう事を危惧するがボガードは反論をする。


「明日1日位どうって事ねえ!今はお前達を1日でも早くピトリに送り出すのが俺達の仕事だ!」

「そういう事なら俺も準備をするぜ」

「バカ野郎!お前やリンド達船員は出航まで休んでいろ!お前達がへとへとじゃあまともな航海もできねえだろ」


 ボガードの強い口調にウィルは黙り、ボガードはその場にいる自分の部下達を呼びよせる。


「野郎ども!とっとと船の整備をするぞ!」

「分かりやした!」


 こうしてボガードの部下達はボガードの号令と共に動き出す。ある者は船の整備を、ある者は必要な物資の調達に、更にある者はこの場にいない者を呼びに行った。


 その状況を見てヨナは言葉を漏らす。


「すごいなあいつの親父さん、まだウィルにとっては遠い背中かな」


 ヨナが言葉を漏らすとミニルが声をかける。


「そうでもないと思うわ」

「ミニル、どういう事?」

「昔の父さんなら有無を言わさず兄さんを手伝わせていたと思うけど、父さんも今の兄さんがこれまでの戦いでどれ程貢献したかをどこかで聞いたからあえて休ませているんだと思うわ」


 ミニルは父ボガードがウィルの事を認め始めた事をヨナに話していた。


 そんな時、ルルーがミックサック団の団長に話しかけていた。


「団長さん、今回リーザさんをみすみす連れ去られてしまったのは我々の責任です、申し訳ありませんでした」

「……いや、まさかわしもリーザ自身を魔物が狙うなんて想像していなかった。それにあんたらはそんな状況でもわしらを守ってくれた。そんなあんたらを責めたらリーザに顔向けできん」

「あの、団長さん、リーザさんについて何か知っている事をお話して頂いてもよろしいでしょうか?次の魔族の動きの手がかりになるかも知れません」

「リーザの事か……」


 団長が知るリーザの出自とは?

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