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魔法戦士ギン  作者: burazu
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合流し騎士団

 魔導師団のアビィが戦死し、作戦は失敗したと判断した魔導騎士団長カイスと騎士のプラナは副官であるトーラスと合流すべく馬を走らせていた。


 その時にどこからか声がした。


「カイス様!プラナ!」


 声の方向を向くと、そこにはトーラスがおり、カイスが声をかける。


「トーラス、ここにいるという事はお前も我々を追っていたのか?」

「はい、カイス様がお1人で行かれましたので、並みの相手なら追う必要はないと思いましたが、奴らが相手となると我らも加勢するべきだと判断しました。それで作戦のほうは?」


 トーラスの問いにカイスに代わりプラナが答える。


「奴らの追撃にあい、娘は奪還され、作戦の指揮官であったアビィ殿は戦死されました。残った魔導師団も我らとは別ルートで逃走していると思われます」


 作戦失敗の報をトーラスに伝えるとプラナはカイスにも別の事実を告げる。


「カイス様、お伝えしなくてはならないことがございます」

「何だ?」

「私は魔導師団のアビィ殿といさかいを起こしてしまいました。申し訳ありません」


 プラナは魔導師団のアビィといさかいを起こしたことをカイスに告げ、謝罪をする。自らの行いがカイスに何かしらの責を負わせることに対する罪悪感からくるものだ。


 そんなプラナに対しカイスは声をかける。


「プラナ、どういった経緯でそのようなことになったか聞かせてもらえるか」

「はい、アビィ殿は例のエイムという娘に対し暴力を振るおうとしました。それを私は止めに入りました」

「プラナ、お前は騎士として正しい行いをした。捕虜への暴行は本来禁じられていることなのだ。何も恥じることはない」

「ですが、上官たるカイス様の責が……」


 プラナはカイスを案じるがカイスはその言葉に対し返事をする。


「私の事は気にする必要はない、他の魔導師団の者が陛下に報告したとしても、今の話を私が陛下にお聞かせする。だから心配いらん」

「ありがとうございます」


 そのまま魔導騎士団は移動を開始するが、その際にプラナがエイムについて話す。


「しかし、あの娘は不思議な者です。敵である私に礼を述べるのですから」

「ギンもそうであったな、あの者達はそろって不思議だ」

「ですが、あのギンという者は我らをみくびっているような発言が多いのでは」


 プラナの発言にトーラスが口を挟む。


「そう思っているのはお前だけではないのか?我らは奴らが我々をみくびっているとは思えんが」

「うむ、私も同意見だ。ギンは敵にも敬意を払う。敵ながら見事な男だ」


 カイス達の発言を聞いてプラナは自らの心情を述べる。


「ですが、やはり私にはあの者の発言が気に障ります。私も不思議な感覚ですが」


 プラナはギンの言葉の1つ1つに嫌悪感もしくは違う何かを感じていた。


 これの意味することとは?

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― 新着の感想 ―
[良い点] もしや、似た者同士の同族嫌悪……?
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