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魔法戦士ギン  作者: burazu
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スップ防衛戦

 スップの街中にいたギンとエイムは住民の話からブロッス帝国軍が襲来していることを知り、迎撃へと向かおうとしている。


「とりあえず奴らを迎え撃たなければならない。奴らを探すぞ」

「はい!でも何で今になってまたプレツに侵攻してきたんでしょうか?」

「プレツは反帝国同盟の中心国家だ、ここを抑えれば周辺国にも圧力を与えられると考えても不思議ではない」


 ギンの言うように、プレツは反帝国同盟の中心国家であり、国力そのものがブロッス帝国に及ばないまでも、抵抗できる数少ない国家だ。


 その要因としてコッポとの交易で潤沢な資金や物資を確保しており、魔法、剣それぞれの素養のある騎士や貴族を幼少の頃より育成に力を入れる教育システム。


 それらの者を騎士団ならびに魔術師団へと編成し、互いの連携を強める訓練にも力を入れているのである。


 下部組織である兵団の強化にも力を入れており、素養があればブライアンのような平民出身の者も入隊が可能なのである。


 更に本来は魔物討伐を専門としていた神官戦士がブロッス帝国との開戦を機に防衛部隊の一団ともなったのである。


 これらのことから帝国にとってはプレツを併合することには大きな意味があるのだ。


 ギン達はとりあえず帝国軍を迎え撃つため動き出すこととする。


「とりあえずこの街の兵団が迎撃にでるはずだ。彼らが動けば帝国の動きもつかみやすい」

「はい」

「とりあえず俺達も動こう。ブライアン達も動くだろうしあまり深追いはするな」

「分かりました」


 そう言ってギンとエイムは帝国軍を探し出す。


 その頃、少数の従士を引き連れ魔導騎士団のプラナがすでにスップへの侵入に成功していた。


「ふん、こうも容易く侵入に成功するとは、拍子抜けだな」

「プラナ様、我らの侵入に気付いたスップの兵団がこちらに向かっているようです」

「ふん、たかが兵団ごとき蹴散らしてくれるわ」


 そう言うとプラナはスップの兵団のいる方向へと従士を率いて向かっていく。


 しばらくするとスップの兵団と遭遇する。そこにはスップの兵団の隊長である二フラやかつてのブライアンの同僚であるマイクがおり、マイクが二フラに声をかける。


「隊長!帝国軍です!」

「これ程、簡単に侵入を許すとは……だがこれ以上は好きにはさせん」


 二フラの声が聞こえたのか、プラナが二フラに言葉を放つ。


「好きにさせん、だと、ならば貴様らから始末してくれるわ」

「我らスップ兵団の力見せてくれる」


 そう言って二フラはプラナに対し、剣を向けるがプラナのしなやかで華麗な剣さばきに翻弄され決定打を与えられない。


「くっ!なんという剣さばき……」


 プラナは二フラの一瞬の隙をつき、二フラの剣を自らの剣で弾き飛ばす。


「何⁉」

「ふん、弱いな。死ね!」


 プラナが二フラを仕留めようと剣を向けたときに、どこからか子供の泣き声が聞こえる。


「えーーん!えーーーん!」


 子供は少女であり、少女の泣き声を聞いた従士の1人が少女の処遇についてプラナに指示を仰ぐ。


「プラナ様!あの子供はいかがなさいますか?」

「それは……」


 プラナが従士に何かを告げようとした時、火球がプラナの後方より接近している。


 接近に気付いたプラナは体の向きを反転させ魔力障壁で防ぐ。


「おのれ何奴⁉」


 プラナの向いた先にいたのはギンであった。


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