番外編2
俺に配られたカードは
「何と!?」
「マジかよ。アダムらしすぎて受ける」
スライムちゃんだ!
これ本当にランダムなのか?
偶然ってすごいね
「どれどれ」
テキストが書かれてる。読んでみるか
名前:スライム
レア度:ノーマル
ATK5
DEF5
効果:このカードは戦闘で一度だけ破壊されない。また破壊されたとき。スライムをもう一体出す。
あれ? スライムなのに意外に強くね?
某カードゲームのアドバンス召喚とか狙えそう。
「さてと、俺はゲームに戻るぜ。アダムも楽しめよ」
そういうとブラは自分のアーケードに戻った。
「さてと」
アーケードを見てみる。
とりあえずルールという項目があるのでそれを押してみた。
すると、このゲームのルールであろうものが羅列される。
・HPは100。上限はなし。
・ATKが大きいモンスターでATKが低いモンスターを攻撃するとダメージを与えられる。
・相手の場にモンスターがいなければ直接攻撃が出来る。
・DEFのモンスターを攻撃してもダメージを与えられない。
・先攻は攻撃できない。
・同じカードを何枚入れてもオーケー。
・モンスター・補助カードに分かれる。
・モンスターは基本1体ずつしか召喚できない。
・モンスターや補助カードの枠に上限はなし。
・デッキは1枚以上であれば何枚でもおk。
・モンスターや補助カードはデッキから直接発動する。
・ルールが変わる場合がある。
ふむ。カロンよ。
完成度低いぞこれ……。
ルールが変わるって何やねん。
まあいい。
遊び方としてはCPUを狩ってカードを集めると書いてあるな。
ランクマッチというのもあるらしく、それはCPUじゃなく他のプレイやーと戦える仕組みなようだ。
とりあえず
「CPU狩るか」
レベルを選択する。
レベル1。ミニモンスター。
これにしよう。
”バトルスタート!!”
その合図とともに決闘が始まった。
俺が先攻みたいだ。
さて
「スライム出すか」
これしか出せないしオーケー。
相手のターン。
相手はミニワイトというモンスターを出してきた。
ATK、DEFともに1。
よえええええ。
そしてなぜか俺のスライムに攻撃してきた。
自滅。
相手のHPは96になった。
次のターンに俺はスライムで攻撃し91.
再び相手のターン。
ミニラビット。
こちらもATK、DEF共に1
その後も相手はずっと攻守共に1のモンスターしか出してこなかったので普通に勝ててしまった。
何という作業げー。
さて報酬は。
アーケードからカードが出てくる。
ミニスライム。
うん。スライムだから許そう。
しかし、これスライムなのに分裂みたいな効果はないのな。
まあデッキにいれよう。
「ん?」
アーケードの画面に文字が表示された。
手に入れたカードは売ることが出来るそうだ。
ただし、初期カードは売れないらしい。
カードを売ることが出来るということはパックも買うことが出来るということだな。
まあいい。進めるか。
「さてと、作業げー作業げーっとその前に」
レベル100。ストーリーズ
挑むか。
”バトルスタート!!”
相手が先攻みたいだ。
相手が出してきたカードは
名前:癒しの姫キュアリス
レア度:アルティメットレア
ATK0
DEF0
効果:真理の騎士マルスを特殊召喚する。真理の騎士マルスがいる限りこのカードは攻撃されない。癒しの姫キュアリス、真理の騎士マルス、剛健の騎士ヴォルグ、独裁者ボルスが自分フィールド上にいる場合、勝利する。
で、キュアリスの効果で出てきたマルスは
名前:真理の騎士マルス
レア度:アルティメットレア
ATK25
DEF20
効果:このカードは先攻1ターンで攻撃できる。このカードが攻撃に成功したとき、剛健の騎士ヴォルグを特殊召喚する。
このカードの攻撃で俺のHPは75になった。
そしてマルスの効果で出たヴォルグは。
名前:剛健の騎士ヴォルグ。
レア度:アルティメットレア
ATK30
DEF10
こいつは効果なしだ。
「ん?」
相手が補助カードを出してきた。
名前:ストーリーズ
レア度:アルティメットレア
効果:癒しの姫キュアリス、真理の騎士マルス、剛健の騎士ヴォルグ、独裁者ボルスのどれが一体を特殊召喚する。
なるほど。それでボルスが出てきてえ。
”YOU LOSE”
うん。糞げーだわこれ。




