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三層⑩ 天井降下
「頭が痛い。何か大事なことがあった気がするのに思い出せません」
「イルマス気にしなくていいわ。人生で大切な記憶なんて2%に満たないし、あんたが忘れた記憶はその2%じゃないわ」
「お前の人生観錆つきすぎだろ。まあ確かにイルマスが忘れたのはどうでもいい記憶だけど」
「あ! 海が落ちてきますわ!」
ミカエルの発言に苦言を呈していると、突然ファイルが上空を見上げて叫んだ。
見ると上空にある海がゆっくりとだがずるずると落ちてきて、岸壁を飲み込んでいくのが見えた。
「マジかよ。このままいけば海の中にドボンじゃねえか。海中の中でも息が出来る魔法とかアイテムとかないのか」
「魔法は在りません」
「マーマンのエラがあれば呼吸器が作れるぞ!」
「それだ。皆、グラシオにエラを渡せ」




