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六層60 金村
魔力心査に導かれるままファイルの元に向かうとあっという間に奴は発見できた。
奴はグラシオとともにクマを地面に縛り付けて謎の実験を行なっていた。
「何やってんだお前ら」
俺がクマの腹をでかいしゃもじ的なものでぐるぐる回しているファイルと横で一心不乱に剣を打つグラシオに声をかけると2人同時に顔を上げた。
「俺たちは呪いを抽出して武器を作ってるんだ!」
「素晴らしいものができますよ」
目を輝かせてグラシオが物騒なことを言い、ファイルがそれに追随する。
なんてもん作ってんだこいつら。
「そんな冒涜的にやばそうなものより今は金塊を至る場所に出してもらいたいんだが」
「金塊ですか? 事情はよくわかりませんがいいですよ。教会から放射状に広がっているので土からあげるだけなのでそれほど苦でもありませんし」
ファイルはしゃもじを回しながらそういうと、地面の至るところから金塊を生じさせた。
地面から出すだけと言っても結構なことだろうにとんでもない奴だ。
錬金術師の迷宮に入ってからいろいろとこいつはインフレしすぎているような気がしてならない。
「準備もできたし、じゃあやるわよ」
俺がファイルの急激な成長に違和感を抱いているとエリアがそう言って祈り始めた。




