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六層47 シャンデリア
天地がひっくり返る感覚に襲われると同時に体が空に向けて浮いていく。
天井があるので対して上昇はしないだろうと高を括っていると先に上昇していたシスターが天井のシャンデリアに触れた。
するとシャンデリアはだんだんと肥大化し始め、城を模したガラス細工に昇華された。
至るところから備えつけられた尖塔が非常に刺々しく、剣山さながらの苛烈さだ。
目に優しい剣山と言っても過言ではないだろう。
今からこれにダイブするのか俺は。
頭にひんやりとしたものを感じると尖塔がぐにゃりと曲がってガラスの城の中央に向けて捲れ上がっていく。
隣で何やら光を感じると思うとファイルが魔法を発動させていた。
ガラスがめくれ上がるとともに天井もめくれ上がり、その上にある空を露出させた。




