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【あいうえお作文】乙女ゲームの世界に転生したので自分なりに頑張った結果

掲載日:2022/09/18


「あいうえお作文」

ふと思い立ってチャレンジしてみました。

かなり強引な部分もありますが、温かい目で見ていただけると幸いです。



 ある日の生徒会室


「一番乗り〜」


「ううん、僕が一番だよ」


「えっ? その声はルイス殿下」


「おほほほほっ、私たちもおりますわよ」


「カトリーナ様! キース様にスチュアートも!」


「君が一番最後だよ」


「くっ、悔しいっ!」


「結局いつもの順番ですね」


「今度こそっ! あっ、もう『今度』はないんだった……」


「寂しくなりますわね……」


「しんみりするのはやめようぜ。会おうと思えばいつでも会えるだろ?」


「スチュアートの前向きなところにはいつも助けられましたわね」


 生徒会室にはいつもと変わらず穏やかな時間が流れていた。


 そんな空気を壊す様に、大きな音を立てて生徒会室の扉が叩かれた。



「楽しそうなところ悪いが、ローズを借りていくぞ」


 長身眼鏡で大人の色気溢れるスーパーモブのレイモンドが入室した。


 つい、見惚れてしまったローズが我に帰る。


(適当な理由をつけて、ひとまずお引き取りいただかなきゃ)


「突然どうしたんですか? レイモンド先生」


「何をとぼけているんだ? 式が終わったら研究室に来いと言っただろ?」


 逃げようとするローズの腕を掴み引き摺って行くレイモンド。


「ぬうっ、私には推しカップルを最後まで見届けるという使命がっ!」


「寝言は寝て言え」


「ノー慈悲!!」



*****



「はぁ……学園での推しカプを間近で見られる、最後の時間だったのに……」


 昼間でも薄暗い研究室に無理矢理連れてこられたローズは、大きくため息をついた。


「ふん、この3年間散々見ただろ? 教師の俺と会うのも最後なのにアイツらの方がいいのか?」


(平気で「最後」とか言えちゃうんだ。やっぱり先生は私の事なんて……)


 本気で落ち込むローズ。


「まだ拗ねているのか? この前『もう子どもじゃない』って言ってなかったか?」


 眉間にシワを寄せるローズ。


「ムッ。言ったけど、『はいはい』って流したくせに……」


 メガネクイッ


「もうそろそろ機嫌直せ」


「やだ」


 ゆっくりと顔を近づけるレイモンド。


 予想外に近づけられた顔を直視できず、誤魔化すように視線を逸らすローズ。


 ライトに照らされた影が揺れる。


「理性を保ち続けるのも大変だったんだぞ」


 瑠璃色の瞳が熱を帯びる。


「レイモンド先生……」


「ローズ、卒業おめでとう……好きだ」


「わっ、私もっ……ぐすっ、うっっ……大好き……」


 をしむ様に頬を撫でる手が顎に添えられ唇が重なり、次第に深くなる口づけに脳の奥が痺れたローズは、甘い吐息を零した。


「んっ……」




〜fin〜





この度は私の拙い文章を読んでいただきありがとうございます。


念のため補足としましては、ローズはヒロインで転生者、ルイス、キース、スチュアートは攻略対象、カトリーナは悪役令嬢、レイモンドはモブです。


ローズにとって、ルイスとカトリーナは推しカップルだったので、ローズは二人の仲を全力で応援し、全校生徒が羨むほどの仲睦まじいカップルが誕生しました。


モブのレイモンドは前世からの推しで、ローズの方から積極的にアプローチしました。


ローズはレイモンドの事が好きだけど、猫を被ったりはせず、素の自分を曝け出していました。(推しカップルの二人が大好きとか)


そんな素直なローズをレイモンドはいつからか愛しく思っていましたが、先生という立場を気にして、卒業式が終るまで気持ちは伝えていませんでした。


最後までお読みいただきありがとうございました。



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― 新着の感想 ―
[一言] はぇ〜すっごい、『メガネクイッ』が好きです。
[一言] すげぇの一言です。 まさかあいうえお作文でこんな面白い物語が作れるとは…!! 素敵な作品を読ませて下さりありがとうございます!!推します!!
[一言] 「あいうえお作文」書けるなんて、すごいです! 「を」って日本語じゃなくても、むずかしいですね 。 何かないかと思いまいしたが、wanted(ウォンテッド)やVombatus(ウォンバット)…
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