表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

811/825

193-1.強烈ガーリックフランス①

お待たせ致しましたー






 *・*・*












 今日の夕飯には、ちょっとだけお酒のつまみになるようなパンを仕込もうと思います。



「ガーリックフランスを仕込もうと思うんです」


「「『ガーリックフランス??』」」


「ガーリックはニンニク。フランスはフランスパンのことです」


『なるほど〜』



 フランスパンは、通常のバケットサイズよりもさらにミニサイズに作り。


 発酵時間の間に、塗るためのガーリックバターを作っておく。



 ニンニク(大量にすりおろし)


 塩


 無塩バター


 生パセリ


 エシャロットぽい白い野菜



 バターはロティのレンジで軽く溶かし、生パセリとエシャロットもどきはみじん切り。


 ゆるく溶かしたバターのボウルの中に、ニンニクのすりおろし、塩と刻んだものを入れて混ぜれば完成。



「加熱していないニンニクを食べ過ぎたら、気持ち悪くなることもあるので……味見はあんまりしなくていいです」



 けど、ニンニク臭が凄いので換気のために窓を開けていたら。



「いーい、匂いじゃなかい?」



 エスメラルダさんのご登場である。サイラ君とか、ほかの厩舎メンバーさんは誰もいない。



「今日の晩御飯の支度です」


「へぇ? こんな匂いがすんのは……焼いたのとかかい??」


「いいえ。パンです」


「エピアとかに、前に作ってやったのとか??」


「あれよりも、たくさんニンニクを使っていますよ」


「ほーん……あたいも手伝おうか??」


「大丈夫です。下準備以外ほとんど終わったので」


「んじゃ。とっておきの酒を用意しておくよ」



 エスメラルダさんはそう言って、食堂から去って行った。とっておきと言うことはラム酒あたりかな??


 ああいう度数の高いお酒……前世はともかく、今の私大丈夫かなあ?? この前アップルデニッシュ作った時は匂いでも大丈夫だったけど。



「さ、仕上げです」



 ガーリックフランス用のパンを焼き上げ、素早く生活魔法で乾燥させてから……どう仕上げていくかを決めることになった。



「このパンに塗っていくのかい??」



 エイマーさんはいいとこを突いてくれた。



「はい。真ん中に切り込みを入れて、間と表面に塗る方法や……縦に割って、断面に塗るとか」


「悩ましいね……チャロナちゃんのいた世界ではどちらもあるのかい??」


「はい。どちらも存在してました」



 だから……どっちにしようか、めちゃくちゃ悩んでしまうわけで。


 あーだこーだと、皆さんで話し合った結果。


 切り込みを入れる方に決定。


 多少匂いは軽減しているので、全員でひたすら塗った後に炙る意味も込めて焼けば。


 匂いに釣られて、悠花(ゆうか)さんや三馬鹿トリオがやってきてしまった……。

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

こちらの作品も出来たら読んでみてください。
下のタイトルから飛ぶことが出来ます。



名古屋錦町のあやかし料亭~元あの世の獄卒猫の○○ごはん~


転生したら聖獣と合体〜乙女ゲーム攻略のマッチングを手助け〜
ツギクルバナー
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ