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147-2.チョコクロワッサン①

お待たせ致しましたー






 *・*・*









 翌日のおやつはとっても手間がかかる、デニッシュに挑戦となります。



『「「デニッシュ??」」』


「パイのようなパンのことです」


「「ほほう??」」」


『美味いでやんすか?』


「ちょっと食べにくいけど、美味しいよー?」


『おお!』



 生地にチョコを折り込む方法ではなくて、間にチョコソースを挟むタイプではあるけれど。


 とにかく、いつもより生地の仕込みが大変なので、まずは下準備から。



「まずは。中に入れるチョコの仕込みと、バターシートを作ります」


「「バターシート??」」


「今回の生地は、普通のパン生地じゃなくてデニッシュなので。大量のバターを生地に折り込むんです」


「おり……こむ?」


「とりあえず、作っていきます」



 銀製器具(シルバーアイテム)から、少し厚めのビニール袋を取り出して。


 常温にしておいたバターを入れて、上から麺棒でシート状に伸ばしていく。



『これを生地に入れるでやんすか?』


「すぐにじゃないの。よーく冷やしておかなきゃだから、とりあえず冷蔵庫に仕舞って」


『??』



 次はチョコソース。


 ソースというか、フィリングに近いけど。


 湯煎でチョコを溶かして、生クリームと牛乳を加えて練る。バットの上にラップをかけて載せて、さらにラップをかけてこれは瞬間冷凍。


 魔法でチョチョイと出来た後は、無限∞収納棚で保管。


 その後は、いつもの生地にバター抜きで今回は全部手ごねでこねていく。デニッシュ生地は手ごねの方が美味しいから。



「こっちには、折り込みバターとは別に置いておいたバターをちぎって表面に塗り付けてから……何回も折り込みます」



 塗っては折り込んで、を繰り返して。バターがなくなったら、まとめて閉じ目を下にしてボウルで一次発酵。ラップは忘れずに。



「チャロナくん、ロティくんのポットに入れなくていいのかい?」



 ここで、エイマーさんがいい質問をしてくれた。



「必ずってわけでもないですが。今回の生地の場合は常温の方が発酵しやすいんです。あとでバターを入れたらすぐに冷やしますが」


「ほう? 折り込む……のはどれくらいやるんだい?」


「108層です」


『「「え??」」』


「デニッシュは生地の層が有ればあるほど美味しくなるパンなんです!」


『「「そ、そんなにも??」」』


「では、時間短縮(クイック)で時短します」



 時短させてから、今回はガス抜きをしっかりさせて。また少々ベンチタイム。


 次に、生地を広げてからバターシートを取り出して生地に載せる。そして、生地の角を折りたたんでバターを閉じ込めて。



『でゅふでふうううう!』



 ロティには発酵器(ニーダーポット)になってもらい、中の温度は冷凍寸前に。


 ここに生地を入れて冷やすんだけど。



「冷やして、折り込むの作業の繰り返しです! 頑張りましょう!」


『「「おー!」」』



 本当にここからが大変なんだけどね?

次回はまた明日〜

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