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【幕間】『餅つきのレシピ』

今日は幕間






 ★・☆・★









 軽やかな音楽が暗闇に響き渡り、ある一点に向かってスポットライトが当たる。


 そこには、作者こと櫛田が頭の部分にシルクハットを乗せている。



『お餅……それは、日本から古来より伝わる祝い事以外にも、日常的に食べる機会の多い食べ物! 日本家庭では、臼や杵が難しいから餅つき機で製造出来る! そしてそれは美味い!』



 ステッキが現れ、ポンっと音が立つと櫛田の上に美味しそうなお餅達がたくさんが浮いている。


 そして、後ろにはチャロナとマックスの登場。



「日本の伝統文化、餅つき編!」


「練習では、あたしが大活躍したわよ〜おっほっほ!」


「うんうん。さすがはSSランク冒険者って思ったよ。とっても美味しくお餅が出来たし、かえしも楽だったもん」


「ふふん。けど、チーちゃんの錬金術と調理の腕前のお陰もあるわよ。あんなにも美味しかったんだもの」


「あ、ありがとう」


『さてさてー、もう一度餅つき行くよ!』


「「おう!」」






『お餅シリーズ』



 <材料>

 もち米

 水


《トッピング》

 ゆるめの餡子

 きな粉

 砂糖

 醤油

 すりおろした大根



《道具》

 蒸し布

 蒸し器

 臼

 杵

 臼と杵がないなら餅つき機




『今回は、作中にもあった臼と杵で実演します』





《もち米の蒸し方》

 ①出来れば、蒸す前日にたっぷりの水にもち米を浸けて吸収させておく



 ②ザルにあげて、よく水を切る



 ③蒸し器の準備。下の段に水を入れて、よく沸騰させておく



 ④湯が沸いたら、上の段の蓋を開けて、湿らせて固く絞った蒸し布を広げる



 ⑤蒸し布の中に、もち米を入れる。蒸し具合が良くなるように、ドーナツの穴を開ける感覚で広げると良い



 ⑥蒸し布をかぶせて蓋をして、強火で45分〜1時間蒸す。





《臼と杵の準備》

 ①前日に臼に水を入れて、杵の先を浸しておく

 →木製の場合、木が割れにくくなるため



 ②十分吸わせたら、水を捨てて今度はお湯を入れて温めておく



 ③湯を捨てたら、乾いた布などで拭う





《餅つき》

 ①蒸したもち米を、臼の中に入れる



 ②杵で粒をつぶしていく



 ③均一に潰れたら、手でもち米をまとめていく




『蒸したもち米は激アツだから、ゴム手袋を装着することをオススメするでふ!』




 ④杵を持ってる人が、振り下ろしてつく。合いの手を入れる人は、外から内に織り込むようにまとめる



 ⑤休憩を挟みながら、リズミカルにつくと合いの手を繰り返していく





《仕上げ》

 ①綺麗につけた餅を、濡らしたボウルに入れる




「餅取り粉を敷いたバットでもいいんですが、そうすると粉っぽくなるし、大福とかを作るわけじゃないので。濡れたボウルに入れるだけでもちぎりやすいです!」




 ②濡れた手で餅をひと口大にちぎり、好みのトッピングに絡めて皿に盛る




「出来たわ、出来たわ〜〜お餅ぃいいいいい!」


悠花(ゆうか)さん、テンション高いね?」


「だって、つきたてのお餅食べ放題よ? チーちゃん、これ大福にしてもいいんじゃない?」


「うーん、余りそうなら餅つき大会でやってもいいけど」


「……余りそうにないわね。男が多いし」


「悠花さんも外見は男の人だし?」


「おほほほほ!」


『餅は、本当に危険と隣り合わせの美味しすぎる食べ物ですん。喉に詰めて窒息……言うのは、日本でもよくあるので気をつけましょうぞ!』


「「はーい」」



 だんだんと周囲が暗くなっていく。

明日も頑張ります!

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