【キャラクター紹介　その玖】

『ピデット=エストラーナ』(17)

サイラとは同期で、庭師見習い。

下っ端繋がりで仲良くなった、ある意味サイラの悪友。

食い意地は三人とも激しいので競い合うのはいつものこと。

庭師の見習いのせいか、軽業に近い動きが得意。

足も三人の中では一番速い。

『シャミー=リュクシィ』(17)

サイラの同期で悪友の一人。執事見習い。

故郷の言葉訛りが抜けてなく、チャロナからは関西弁を話すので親近感を持たれてる事を知らない。仕事中は基本的に丁寧口調などと、一応使い分けてはいる。

三人の中では一番足が遅い。

が、食い意地ははっている上に、実は一番の大食らい(ラスティと比較するとどうかは不明)。

『ウルクル』

農耕と豊穣の女神。

長くて波打つ茶の艶髪を持ち、エメラルドグリーンの瞳の幼くも妖艶な少女の姿を取っている。

ラスティに生後すぐに加護を与え、生後すぐに番と認める印を与えた。

ラスティが成人するまでずっと待っていて、想いを交わしてからは彼が20歳を過ぎた頃に神席に降ると決めた彼の成長を止めた。

見た目は幼くしているが、かなり長く生きている神のうちの一人ゆえに、口調は少し老人じみているがそれもまた彼女の魅力のひとつ。

そして、フィルド達の直属の神でもあるため彼らとも付き合いは長いが、何があって彼らが若い姿を取っているかは知らない。

チャロナの料理と異能(ギフト)を気に入り、ラスティとは違う加護を与えた。

『ライオネル=ヴァーツ』(30)

ピデットの上司であり、庭師の筆頭。

強面な事から大抵の女子どもには怖がられているらしいが、根は優しい。

そして、顔には出にくいが好奇心旺盛なところもあり、メンチカツサンドとレモンの組み合わせの虜になったほど。

進んで、弁当箱を返しに行き、チャロナに聞きに行く行動力もある。

おやつにまた新しいものを作ってもらえると嬉しくなり、その後上機嫌で持ち場に帰ってきたら部下らに気味悪がられたり……？